心が体を治す

心が体を治す

心と体は、脳に起因するホルモンや神経伝達物質を通じて連携し、脳が体の他の部分(全身)に信号を送っています。

我々がどのように考え、感じるかが、体の様々な部分で生理学的変化を引き起こしているのです。だから、心身の健康のためには、どんなことを考え感じるかについて、もっと注意深くなる必要があります。

プラシーボ効果というものがあります。簡単にわかりやすく説明すると、薬を飲んだり、手術を受けたりしたと信じるだけで(適切で効果的な医療、特に投薬、を受けたと信じるだけで)実際に症状が軽減する現象のことです。

新薬や新たな手術方法が本当に効果があるか確かめるために、乳糖の錠剤や生理的食塩水の注射、偽手術などが、比較対照試験にしばしば使われてきました。プラシーボ効果(だけ)で、薬や治療の効果が出る場合が少なくないからです。偽薬、偽手術を施されたグループの患者より、本物の治療を受けた患者の症状軽減効果(治療効果)が高くなければ、その新治療法は効果があるとはみなされません。

プラシーボ効果が強く現れる病気があります。アレルギーなどの免疫疾患、糖尿病などの内分泌異常、胃腸炎などの炎症疾患、不安や抑うつなどの精神的疾患、パーキンソン病や不眠などの神経系疾患、狭心症などの循環器疾患、喘息や咳などの呼吸器疾患、そして痛み等です。

自分が疑いなく回復すると信じ、その楽観主義を共有してくれる医療者によって患者が支えられているときに、最も回復力が強く働きます。

心は体を治せるのは事実です!肯定的な信念と医療者の心を込めたケアが一体となったとき、体を癒し回復させる力が強く働くのです。逆も真なりです。否定的な信念と心ない医療者による手荒で適当なケア(治療)は、体を害し回復を遅らせます。

病気のことばかり考えてると病気に罹りやすくなります。何が体に悪いか知識がありすぎると、実際に体を害することがあるそうです。体を害する無数の方法について考え過ぎると身体症状を経験しやすくなるのです。これは科学的にも証明されています。実際、癌の専門医が癌に罹りやすいとか、治療家に短命の人が多いとかは、経験的にも納得できます。

月経前症候群(PMS)による痛みや症状も、一種のノーシーボ効果(否定的な信念が健康に悪影響を及ぼすこと)と言えるかも知れません。生理痛はあるのが普通と信じている女性は多いですが、その信念が、生理痛を引き起こしている側面がある可能性は高いと言えます。

体だけの病気は存在しない

「心と切り離された体だけの病気は存在しない」

ギリシャの哲学者、ソクラテスの言葉です。

これは日々、不調を抱えた方々の回復のお手伝いをさせていただいている私の実感でもあります。

ストレス反応は脅威を感じたときにスイッチが入る生存のための仕組みで、闘争・逃走反応とも呼ばれています。恐怖などの感情や思考が引き金になってホルモンが分泌され、交感神経を刺激して体内にコルチゾールやアドレナリンが大量に分泌される仕組みです。この状態が長期間続くと身体症状が現れ病気に罹りやすくなります。

日々、大量のストレスに晒されているビジネスマンをはじめとした現代人の多くは、ストレス反応のスイッチが入りっぱなしで、交感神経優位の状態が続いていて、体調を崩している人が多いと思います。

ストレス反応とバランスを取るリラクセーション反応というのもあります。この反応は、ストレスホルモンを低下させ、健康促進するリラクセーションホルモンを分泌する仕組みです。

リラクゼーション反応のスイッチが入ると、副交感神経が優位になり、体は平衡状態を取り戻します。リラックスした状態でのみ、体は自己修復力を発揮できるのです。

不調を抱えた現代人の多くは、上手にリラックスできない、心身の力が抜けない状態の人が多いので、意識的にリラックスするよう、できる状態を作るようにすることが、健康回復には大切だと思います。

病は気から

病は気から

「病は気から」は昔から言われてますが、この意味は、「病は気のせい」ではありません。実際に体の不調(病気)だが、気の持ちよう(気持ち)によって、良くも悪くもなるということです。心配事や不愉快なことが続くと、病気に罹りやすくなり、病気の人はさらに重くなるということです。

気持ちを明るく前向き、肯定的に保ち、無駄な心配はしないほうが、病気にかかりにくくなり、かかっても治りやすくなるのは本当です。精神的ストレスと病気には、因果関係があるのです。

常識的に言われてる、リラックスすることや分転換することは、健康維持には必要ですが、病気になったら、その程度ではあまり効果は期待できないかも知れません。病気で気分が落ち込んでいる人にそう言っても、それすら難しいと言うかも知れませんから。

「病気も健康も、自分が選んだ脳の動かし方の結果に過ぎない」「言葉と脳の使い方(思考パターン)を変えることでストレスの発生原因を断ち、病気から回復させることができる」という考え方があるります。

言葉のパワーで体調が変わる

言葉で暗示にかけると病気が改善することがあるのは経験的にも納得できます。社会手的立場や役割、体面があり、口(言葉)では言えない場合があります。特に立場(社会的役割)と体面を重んずる日本ではそう感じてる人が大部分ではないでしょうか?

体や心が辛くても口に出せないでいると、体調不良や病気という形で体がそれを表現してくれることがあります。病気が発生するメカニズムは、このように本音と建前がの不一致、不整合が大きく長く続くことによって発生する場合があるのです。精神的な抑圧に耐え切れなくなった時、身体がSOSを発信すると思えばわかりやすいと思います。

環境・人間関係・仕事・生活習慣の歪みが不調の原因

体調不良の原因

嫌な上司に仕え、嫌な仕事も全て引き受けるようなことを続けていると、いつ病気になってもおかしくないです。少なくとも体調は悪くなるでしょう。しかし、病気になれば、仕事を断る口実ができるし、重病なら長期間休まなくてはならなくなり、結果的に嫌な状況からは逃れられるます。

環境の歪み、人間関係の歪み、仕事上の歪み、生活習慣の歪みが、身体と心を歪ませ、病気を発症させるのです。だから、病気や体調不良を治すには、逆をやればいいわけです。やりたいことをやり、嫌なことは極力しない。体を歪ませるような無理な仕事や生活習慣は改めることです。

やりたいことをして楽しんでいるときは、ドーパミンが分泌され、快楽を感じる脳の報酬系が動き、免疫機能が活性化される。逆に、嫌なことをやり、矛盾した思いや未消化の感情を抱え怒りを抑圧していると、視床下部・脳下垂体・副腎の反応系列「HPA系」がストレス物質を放出し免疫機能が損なわれます。

最新の脳科学では免疫系に影響を与えガンを発病させたり、動脈硬化を引き起こし突然死の原因になる「キラーストレス」の存在が確認されています。

苦痛を感じせる神経システムが優位の人は(不調、病気の人)1日の6割以上の時間を、苦痛の回路に使っているそうです。それは日常生活のあらゆる面に悪影響を及ぼしているのです。

具体的には、「面倒だけど不潔だと言われたくないから、身だしなみを整える」という人は苦痛の回路が優位の人です。「身だしなみを整えると、自信が持てて気分もいいから」という人は快感回路が優位です。

病気になる思考回路

苦痛の回路と快感の回路は、誰でも両方持ってますが、苦痛の回路が優位の人は、体調を崩しやすく病気になりやすく病気が治りにくいのです。

このように、「病気の原因になる思考回路」はあります。「やりたいことがあるが、体調不良や家族関係、仕事などを理由にやらないでいるのを止めて、今すぐやりはじめること」が病気の回路を遮断することになるのです。たいていの人は、病気が治ったらやろうと思ってますが、病気を治すためには、できることはすぐやることが大切です。

僕は整体師なので、やたら薬に頼ることには否定的ですが、薬に効き目にも心の神経回路は影響します。薬が効かないという人の中には、表面的には、病気を治したと思い熱心に治療を受けていますが、心の奥では「自分の病気や不調は治るはずがない」と思っている場合が多いのです。

「どうせ治りっこない」と思ってる人と、希望を捨てず前向きに、少しの改善でも喜び感謝する人とでは、薬に限らず、治療や施術の効果が大きいのは当然と言えます。

もちろん、先天的な病気は別ですが、生活しているうちに罹った病気の原因は、自分の生活習慣、考え方が招いていると気付くことが回復の土台であり、第一歩になるのです。

「いついつまでに、病気を辞める」と決意する勇気が、治療効果、施術効果を高め、健康回復に導くのです。

整体で心気症が楽に

心気症

整体の仕事をしていると、お客様の中には、ちょっとした不調に過敏に反応し重大な病気の兆候ではないかと心配する方がわりとよくいると実感します。心気症の傾向が強い方です。

心気症とは、ちょっとした症状が重大な病気の兆候だなどという誤った自己解釈のため、心身ともに不調に陥り、それが半年以上継続し、苦痛や身体機能の障害を起している状態のことです。

心気症などで、体の一部分に注意を集中し続けていると、その部分の身体感覚が増強してしまい、ある種の自覚症状を感じるようになるようです。するとさらにその部分の感覚が気になり、いっそう注意を向けるという悪循環に陥ってしまうのです。

気持ちの変化、切り替えが病気の治療と回復にはとても有効です。それだけでも、治癒(回復)に向けての第一歩が踏む出せたといっても過言ではありません。

病気になる精神的な回路を断ち切り、健康になる回路を繋ぐことが、不調解消と健康回復には必要不可欠です。

整体は、体へ働きかけて調子を整え歪みを正す施術ですが、身体が整えば心も整理され落ち着くいてきます。施術後に体調を訊ねますが「すっきりした」という感想をお聞きすることが少なくありません。体がすっきりしたということもありますが、気持ち的にもすっきりされたことが、お顔の表情を拝見するとよく伝わってきます。

心身一如という言葉がありますが、整体師をしてるとそれを実感することが多いです。

※心身一如(しんじんいちにょ)とは、仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、ひとつの物事の両面であるということ。

健康回復に必要な事

健康回復に必要な事

病気が治る回路

自分の病気は治ると信じること、治るとイメージすることで、体の中に回復への回路を作ることができたら、治らないと思われているような病気や症状でも回復(治癒)することがあります。

あきらめたら、治る不調や病気も治りません。少なくとも回復に時間がかかります。自分の病気はもう治らない、症状や痛みは消えない、回復することはないと思い込んでいる人が治る確率はかなり低いと思います。

人には現状維持しようとする心理的力というか傾向があり、慢性病の人はその病気を維持しようとする心理的回路が出来上がっているから、治癒して健康になろうとすることに対して抵抗がある場合があるようです。もちろん、病気の本人は否定するでしょうが、病気であることで、仕事から逃れることができていたり、家族から優しくされたりすると、心理的に病気に依存する傾向が出てくる場合があるようです。

他にも同様な事例を聞いたことがあります。子供が学校に行きたくないときは、腹痛が起こったり、下痢をしたりして、行かないことを合理化するとか、職場にとても苦手な上司がいたり、すごくプレッシャーのかかる会議やプレゼンテーションがあったりすると、無意識に会社に行けなくなるような事故やトラブルを起こしたり、病気になって欠勤したりするようになるというようなことです。これは仮病ではなく、本人は本当に身体的な不調に苦しんでいるわけです。

治ると信じ治るイメージを持つ

「病気が治るというイメージが体の中に治癒の回路を創り上げると、「治らない」と信じていた人でも、奇跡的に回復することがある」

回復を信じる

治ると信じている人の方が治りやすいということが言えると思いますが、末期がん患者だけを受け入れているホスピスの担当医などの話を聞くと、確かにそういうこともあるが、現実的には、治療に希望を持っている患者でも、死んでいく場合の方がはるかに多いとのことです。

心の底から治癒を信じているかどうかは、本人でさえわからない場合があるので、統計的なデータだけでは判断はできませんが、少なくとも、治癒や治療法に絶望しあきらめている患者より、何らかの希望を、たとえ表面的にせよ、持っている患者の方が生き生きしているし、余命予測通りに死んだとしても、死の直前まではそれなりに希望を持って幸福とまではいえないにしても、張りのある生活を送ることができているとのことです。

「イメージを持つということは、未来に創造的なエネルギーの流れを創り出すことである」

だから、イメージするときには、肯定的なことをイメージしたいものです。否定的なイメージは、否定的な未来へとつながっているからです。

体に対する影響を考えても、否定的な想念を持ち続けている人の方が病気に罹るリスクが高いと考えるのは、ごく自然なことですし、逆に現状と未来に肯定的な想念を持ち続けることができたら、 自然治癒力が活性化され病気が治癒することもあると思います。

以前読んだ『心のブレーキの外し方』(石井 裕之著)という自己啓発のハウツー本の中にも、同様のことが書かれていました。

「人には現状維持しようとする心理的力というか傾向があり、慢性病の人はその病気を維持しようとする心理的回路が出来上がっているから、治癒して健康になろうとすることに対して抵抗がある。だから、治らない」

というような内容でした。

人任せでは治らない

病気になったのは偶然か不運、はたまた体質、体が弱いなど、なかなか自分の生活習慣が原因だと認めない人が多いようです。それと同様に、病気になったら、医者や病院や治療家、整体師などに治してもらえばいいと考えている人も多いようです。これらの人は自分の体調は自分に責任がないと思っている人たちです。

でも、その姿勢では、病気はなかなか治らないし、カンタンに病気になったりもします。病気を治すのは、自分の体の力なんだと認めること。病気は自分が治すものだと考えを改めること。これが治癒への一番の近道だと思います。

症状は回復するためにある

免疫力

自然治癒力の考えからすると、「症状」とは、身体が病気から回復しようとするときの機能であり反応です。

例えば、風邪の時の発熱は、体温を上げて病原菌を殺す役割のある白血球などを活性化するためです。咳やくしゃみ、鼻水、下痢などは、病原体を体外に排出するため。症状は治癒反応なのです。

薬は治癒反応を抑えます。治癒反応である症状を抑えたら、病気は治りにくくなります。急性だった病気が固定され慢性化するのです。

症状を病気そのものと認識したことは、西洋医学の欠陥だと思います。症状=治癒反応を解放してやれば、病気は治ります。整体の産みの親とも言われる野口晴哉先生は、病気を経過させろと言いましたが、このことを言ってるのだと思います。

薬を飲み続けると効かなくなる

薬の常用

身体(生体)は、同じ刺激を受け続けると、それに対して抵抗力を獲得します。薬に対しても同様です。薬剤耐性が獲得されるのです。同じ薬を使い続けると、(同じ量では)しだいに効かなくなるということです。量を増やしても、すぐに薬剤耐性ができ、また効かなくなる。そうなると悪循環に陥ります。

薬物依存の問題もあります。薬を常用すると、体は薬物が入った状態で平衡(バランス)を保とうとします。体はその状態を正常と判断し、生命活動を営むようになります。薬の体内(血中)濃度が下がると身体の平衡は崩れ苦痛や不安などを感じるようになります。これが薬の禁断症状です。薬を再開すれば禁断症状は消えますが、それを薬が効いていると思っているのです。

整体や他の民間療法でも、症状を消すことを第一目的としたものは、薬を手技や他の方法に置き換えただけだと思います。身体のバランスを整え自然治癒力を高めた結果として、症状が解消するならいいのですが、症状だけ消そうとする方法は、基本的考え方が現代医療と同じだから、根本的な意味では存在価値は低いと思います。

当院の整体施術の目的も、痛みなどの症状を解消するだけとは考えていません。それでは、薬で症状を消す対症療法と考え方が同じだからです。それだけでは不十分で、体が持っている自己治癒力を高め、筋肉、骨格、血流、体液の流れ、体内の化学反応のバランスを回復し、結果として症状を解消し健康回復に導くことを目的にしたいと考えています。

症状が出ないと治りづらい

症状

かなり酷い肩こり、背中の張りなどがあっても、自覚症状が無い方は結構います。そんな方でも、固くなった肩をゆるめてあげると、楽になったことは実感できることが多いようです。だから、痛みやコリなどの症状が無いことと、症状を感じないこととは、イコールではありません。

症状があっても(体の機能に問題が起こっていても)、それを自覚できない人が、自然に回復することはかなり難しいと思います。なぜなら、自覚がないと体がその不具合を調整したり修復しようとする作用が働きにくくなっているからです。むしろはっきりと痛みなどの症状を感じる人のほうが、回復が確実で早いという場合が多いような感じがします。

例えば、低温火傷というのを聞いたことがあると思いますが、これは懐炉(カイロ)や湯たんぽなどそれほど高温にならないものを長時間皮膚に当てておいたときに生じる火傷ですが、温かいと感じても熱いとは感じてないので、火傷するまで放置されるから生じるのです。

低温火傷の方が高温で火傷したときより治りがかなり遅いようです。なぜなら、低温なので、皮膚表面はそれほどダメージを受けないのですが、長時間体温より高いものに接するため、熱が体の深部にまで到達するのです。だから短期間で表面では一見治ったように見えても、皮膚の深い部分で破壊された細胞が修復してないのです。

それと同様のメカニズムで、軽めのコリや痛み程度でも長期間放置しておくと、次第に深部にまで浸透し、骨格まで影響を受け、さらには内臓機能にまで影響が及ぶということもあり得ます。

東洋医学には「未病」という概念がありますが、はっきりとした症状が出て病名が付く以前の不調の段階(レベル)という感じの状態です。この「未病」の段階で体を調整し原因となっている生活習慣などを改善しておけば、本物の病気になるのを食い止めることができます。

天ぷらをあげていて油に火が移ったとします。この段階では、まだ火事とは言えません。小火(ぼや)ですらない状態です。でも、この程度なら大したことはないとほおっておけば、どうなるでしょうか?鍋が熱くなりガスコンロの周りの壁にも熱が伝わり、しばらくすれば家本体に火が燃え移ることは確実です。

体もこれと同じです。まだたいしたことはない、この程度ならどおってことないとほおっておけば、ちょっとした不調が本物の病気になり、体の機能が制限され、やがて体の組織そのものが壊れていくのです。

ただし、体は物ではありません。壊れたところを自分で修復する自己治癒力という力を持っています。だから少々の不調なら、休息し睡眠と十分にとり、栄養補給すれば回復するのです。

それでも回復しない不調であれば、整体師のような体を調整する専門家に任せたほうがいいと思います。本物の病気にならないために。

 

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病気を悪と決め付けない

病気は悪か?

現代(西洋)医学の考え方では、「病気」は悪でしかありません。痛みなどの体調不良を良くない状態としかとらえず、治療によって一刻も早く症状を消し去ることが医療の最重要課題と考えられています。

この考え方は、いわば病気のプロである医療に携わる人間だけでなく、広く一般の人たちにも浸透しています。

しかし、常に変化している体の一時的状態で痛みや不調を、単純に悪と決めつけ、異常な状態、異物として認識することは、なぜ、そういう状態になったのかという体の都合を無視することにつながります。

特にガンなどの物理的にカタチになったものは、異物として対象化しやすいため、手術で切除したり、抗癌剤や放射線で異物を攻撃し死滅させることしか、治療の方法がないとい考えられています。

ガンは元々は自分の正常細胞であり、ガン化しても自分の体の一部であることに変わりはありません。ガンと正常細胞の境界線はあいまいなので、完全に切除できるケースは限られ、攻撃によって死滅しようとすれば、正常細胞も同時に殺すことになるので、限界があります。

また、攻撃が成功したように見えても、元々自分の一部であったさ細胞が変化したものなので、その原因を解明し問題解決をしなければ、再発のリスクは常に抱えていることになります。

病気は心と体のメッセージ

症状は体のメッセージ

現代西洋医学が切り捨ててきたもののひとつは、「病気や不調は心身からのメッセージである」ということです。不調や病気は、望ましい心身の状態からの警告であり、単にそれを消すことを求めているわけではなく、生活習慣や体の使い方、心の持ち方、考え方、感情のありように対する変化を求めているのです。

そう症状をとらえれば、症状は心身を望ましい状態に導くために必要不可欠な作用であり、単純に排除することだけを考えるとすれば、より深刻な状態になる新たなリスクを抱えることにつながるとも考えられます。

「病気」が伝えるメッセージは、ひとつとは限らず、複雑にからみあい、重なっていることがあるようです。

「仕事が忙しく、無理しているので、もっと休養が必要です」というのは、最も一般的でわかりやすいメッセージですが、心の問題に関係するような、本人の人間関係や社会との関わり方、価値観、世界観に再考を促すようなレベルのものもあるようです。

身体(心と体)からのメッセージを汲み取るためには、症状だけにフォーカスしていては不可能です。自分の現在の生活や人間関係を観察し、生い立ちにまで遡って振り返ることが必要なケースもあるようです。

長期化し慢性化した病気や症状から回復するためには、しっかり「病気」「不調」と付き合おうという逆転の発想もときに必要かも知れません。

不調を異物、悪として認識し、攻撃し排除しようとする考え方や認識の仕方は、自分の頭(顕在意識)で身体(深層心理、潜在意識を含めた心と体)をコントロールしようというものでもあります。

仮に、不調や病気の原因が、心身の都合と能力を超えた酷使にあるとすれば、異物としての痛みや不調の排除を目的としての頭で考えた「治療」が意味することは、不調の原因を押さえ込み、今までのやり方(心身との付き合い方、使い方)をそのままにしてさらに強化することにつながります。いわば、さらなる頭(顕在意識)による心身のコントロール強化です。

その結果と生じる可能性が高いのは、同じ症状や病気がさらに強化されたカタチで発生するということです。

我々は、頭(顕在意識)で身体をコントロールしているわけではありません。心臓は鼓動しろと意識で(顕在意識)命令しなくても、自動的に動いています。口から食べ物を入れれば、消化器官は自動的に働きだし、栄養分を体内に吸収してくれます。毒物を食べれば、頭で考えなくても、身体が反応して(下痢や嘔吐)体外に排出してくれます。深層心理も含めれば、我々が意識的にコントロールしている部分はごく表面に過ぎません。これらは主に自律神経という体の制御システムが行なっています。

自律神経が体を管理

つまり「病気や不調と闘う」という考え方だけでは、自律的、自動的に我々を快適な状態で生かしてくれている生命力(自律神経、免疫系など)に介入し混乱させるような背反する状態になるリスクがあると思われます。

一時的に不快な状態にすることで、身体を意識させ、改善を促しているだけなのに、そんな身体(と心)を責めたり疎ましく思ったりするよりも、メッセージに耳を傾け、どうして欲しいのか思いやるほうが、回復への確実な道筋だと考えます。

不調や病気に罹った自分の身体を疎ましく感じ、なかなか回復しないことを責めたりすることは、重い荷物を背負って長い距離を歩いてきて、疲労困憊のあまりとうとう倒れてしまったロバや馬を鞭打つようなものです。

そんな身体を責める気持ちや考え方そのものが、不調や病気の根本的な原因のような気がします。

責めたりする気持ちを止めることによって、最適な治療方法がわかってくると思いますし、治療の効果も高まり、身体が自発的に回復に向かっていくのです。

症状だけ解消しても健康とは言えない

体の表面に近い部分の痛みや違和感、しびれ、皮膚の湿疹、できもの、などを無くすることが「治療」だと思っている人が多いようです。

しかし、症状は体が一定の状態=健康、を保つために不要なものや活動のために発生しています。

それを押さえ込むことで、表面的には「治った」と思われるでしょうが、根本的な原因を放置していれば、それが、表面からもっと深い部分や別の部分に移動してしまうだけです。深い部分とは内臓や神経組織などのことです。そうなると治療は難しくなってきます。

根本的な原因をとは、生活習慣やそれが体に反映した結果としての体の歪みなどです。

一時的な痛みや症状解消のための薬や施術、治療ではなく、生活習慣の改善も含めて歪み解消の施術や治療をすることで、症状の解消には多少時間がかかったとしても、体はじょじょに回復してきます。

症状の解消に一喜一憂するのではなく、体全体が整ってくる感じを大切にしていけば、その先には、より快適で楽しい生活が待っていることでしょう。

無病息災より一病息災

一病息災

病気は悪い状態というのが常識ですが、果たして本当でしょうか?

生きていれば、病気の一つや二つ、必ず罹ります。「生きていれば」というところがポイントです。生きているということは、体が変化し続けているということです。

病気も体の変化と捉えれば、病気=悪い と単純には言えなくなります。だから、病気に罹ることが絶対的に悪いのではなく、回復しないことが悪いことなのです。

外部から病原体が侵入したら熱が出ます。熱が出ること(症状があること)そのものが悪い状態と捉えていると、それを消すことだけに集中することになります。

体の防御反応として、病原菌と戦うために熱を発しているわけですが、熱を下げることが治療だと思い込むと、体が正常な状態に戻ろう、病原菌を撃退しようとしている働きを阻害することになります。

例えば、最も一般的な病気である風邪ですが、一定の体力のある人なら、命に別状のある病気ではありません。

にも関わらず、風邪にかかったと思ったら(熱が出る、鼻水が出る、咳が出るなど)、即効で風邪薬を飲む、病院に行き抗生物質などを投与してもらうという処置をする人が多いと思いますが、これも風邪を治療すというより、風邪を潜伏させ長引かせるためにやっているようなものです。

風邪などの症状は、ある程度の体力がないと発症しません。熱が出る、鼻水が出る、咳が出る、下痢をするということは、体が正常に反応しているということです。

私の父は癌で亡くなりましたが、死ぬ1~2年前に母が言っていた言葉が記憶に残っています。「お父さんはこの1年ほど風邪もひかない(だから健康だ)」今考えれば、風邪を引いても(ウイルスに感染しても)それを撃退するために症状を表に出す体力が無くなってきていたのだと思います。

風邪をひかないことが体力があり健康の証のように考えている人は、多いと思いますが、実際は、風邪もひけないほど、体の芯の部分が疲れている、あるいは、緊張の連続で症状を表に出せない状態ということは、十分あり得ることです。

適度に風邪をひき、すぐに治ってしまう人の方が、本当に体力があり健康な体(整体)だと思います。

風邪などのちょっとした病気や症状をこまめに経過することで、ウイルスやストレスなど体を壊す刺激や要素を、その都度排除して健康体(整体)に戻していると診た方が、本質的に正しいと思っています。

風邪もひかない(ひけない)人は、中年以降にある日ドカッと体調を崩して、大きな病気をするリスクは高いようです。

整体をして、一時的に痛みが増したり、痛み出したり、コリを感じるようになったり、汗が出てきたり、施術中にトイレに行ったりするのは、施術によって、体がちゃんと反応できる状態になってきたということです。

出すべき症状や老廃物などを、汗や尿などの体液(出血した人もいましたが)と一緒に早く出し切ってしまった方が、体は早く回復するものです。出すべきものを抑えると、回復は遅くなります。

無病息災より一病息災の方が本当だということでしょう。

自律神経の乱れチェック方法

自律神経の乱れをチェックする

自律神経が乱れると出る症状

不規則な生活が自律神経のバランスを崩します。睡眠や食事、仕事、休養などの生活リズムが乱れると、自律神経も乱れてきます。

自律神経の働きは、仕事のときは交感神経が活発になり、睡眠や休養のときは副交感神経が活発になります。

夜更かしや不規則な食事が続いて生活のリズムが乱れると、交感神経と副交感神経の切り換えがスムーズにいかなくなり、自律神経のバランスが崩れてきます。

毎日の起床・就寝時間、1日3回の食事時間を決めておけば、自律神経失調症の予防になります。

自分の体に合った睡眠時間を

最適な睡眠時間は8時間といわれてますが、実際はかなり個人差があるようです。大人でも8時間以上眠らないとすっきりしないという人もいれば、5時間位でも十分という人もいるようです。時間が短めでも、朝、目覚めたときにすっきとして「さぁ、今日もやるぞ!」という気分になれれば、それがその人にとっての最適な睡眠時間といえます。

「もっと眠らなければ」とか「眠時間が少ないと体調が悪くなる」などと思い込んでいると、それ自体がストレスになります。自分の体が求める最適な睡眠時間知っておくことが、健康維持に必要なことです。

体調を気にし過ぎない

ストレスが全くない生活などありえません。ストレスによって自律神経のバランスが乱れ、心身の不調を感じることは誰にでもあることです。その不調をどう受け止めるかによって、体調の良し悪しが左右されます。

心身の調子に敏感過ぎる人は、ちょっとした不調でも気にし過ぎてしまいます。そうなると、それが現実的な「症状」として定着してしまうこともあります。多少調子が悪くても、それにあまりこだわらないように心がければ、自律神経失調症の予防につながります。

自律神経失調度をチェックする方法

(1)ベッドや床に横になって、少し安静にする。

(2)手首(親指の付け根のあたり)で心拍数を計る(1分間で何回か)。

(3)立ち上がって、同じように1分間の心拍数を計る。

(4)立ってるときの心拍数から寝てるときの心拍数を引く。

※何回か計って、平均をとると正確な数値が得られる。
※体調が悪いとき、食事・運動の直後や精神的ストレスがかかっているときは避ける。

●自律神経のバランスが整っているのは、10~20の間。

●数値がマイナスになったり30を超えた場合は、自律神経が失調している可能性が高い。

自律神経失調症のチェック項目

□頻繁にめまいや耳鳴りがする。立ちくらみをよく起こす。
□胸が締め付けられる感じがする。胸がザワザワし落ち着かない気分の時がある。
□心臓の鼓動が、運動してないのに早くなったり、脈拍が飛ぶ感じの時がある。
□息苦しくなる時がある。
□夏でも手足の冷えを感じる。
□胃の調子が悪い時が多い。(食欲不振・胸やけ・お腹の張り感・胃重感など)
□よく下痢や便秘をする。あるいは便秘と下痢を繰り返す。
□肩こりや腰痛が治りづらい。
□手足のダルさをよく感じる。
□顔汗をかく。または手足だけ汗をかく。
□朝、起きた時に疲労感がある。
□気候・気温の変化に弱い。
□光源を見てないのにまぶしく感じる時がある。
□いつも寝不足感がある(7時間以上寝ても)。
□夢をよく見る。(怖い夢や争う夢。うなされる。金縛りになる場合は要注意)
□風邪をひいてないのに咳が出る。(特に首に触れた時や、冷気を吸った時など)
□飲み込みづらい時がある。喉に違和感がある。呂律が回らない時がある。

※4個以上当てはまる方は、要注意です。7個以上の方は一度病院の受診をお勧めします。

「あなたの自律神経の健康度をセルフチェック!」(自律神経失調症ガイド)

風邪は体の調整機能

風邪ひいた少女

癌や脳溢血になった人の多くは、ある時期から突然風邪をひかなくなっているようです。うちの父は肺がんで亡くなりましたが、死ぬ2年ほど前から風邪をひかなくなりました。でも、亡くなる1年ほど前から、咳き込むようになりました。母が「お父さんは、ここ数年風邪もひかないくらい元気そうだけど…」と言ってたのをおぼえてます。ある程度体力が無いと、風邪などの症状を出せないとも言えると思います。

でも、このように体が鈍くなっている人も風邪をひき上手にやり過ごすと、鈍かった身体が敏感になり自然治癒力が回復してきます。

「整体」の創始者とも呼ばれる野口晴哉先生が、その辺のことをわかりやすく言ってるのが著書になってますので、ご紹介します。

「癌になる人とか脳溢血になる人とかいうのを丁寧に見ると皆、共通して風邪も引かないという人が多い。 長生きしているしている人を見ると、絶えず風邪を引いたり、 寒くなると急に鼻水が出るというような、いわゆる病み抜いたという人である。」

(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.21)

「脳溢血などをやる人を見るとそういう冷水摩擦組というのが非常に多い。冷水摩擦に限らず、体や心を硬張らせ鈍らせた為という人が多い。 肩が凝るとか首が凝るとかという事を感じている内は倒れないけれども、 そういうのを感じなくなるとパタッと行く」

(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社)

「いろいろな病気を治す方法よりは、風邪を上手に経過する生活法と云いますか、それを会得しておけば、癌になるとか、脳溢血になるとか、そういう麻痺した体も正すことが出来る。従ってそいうような病気にならないで済む。」

(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社)

風邪の効用

体は風邪で体調管理をしています。体の不調は骨格と筋肉の歪みに現れてきます。整体的な解釈では、体の歪みを修正するために、風邪をひく必要があるのです(現代西欧医学的には、もちろんウイルスが原因です)。

野口整体の理論では、風邪をひくことによって、体が熱を出し、汗をかき、それが体に蓄積した疲労や歪みを解消し修正する働きがあるのだということです。

だから、うまく風邪をひき、休養をとり、きちんと治せば、その後の体調は以前より良くなり、重大な病気を発症しないですむというわけです。風邪を薬などでごまかして無理を重ねていると、やがて入院したり手術するはめになるとも限りません。

風邪をひいた際の注意点

(1)風邪薬や解熱剤は飲まない。
(2)無理して仕事などしない。安静にして、ちゃんと寝ている。
(3)汗をちゃんとかく。
(4)ひたいなどを冷やすより、後頭部や足体を温める。
(5)食欲がないときには、無理して食べない。
(6)水分は十分に補給する。

などです。

熱を薬で下げると、治りが遅くなるし、その後の経過もよくないようです。 体温を上げることでウイルスなどと戦う白血球などの働きが活性化されるのだから、熱を薬で無理に下げれば、白血球などの働きを抑制してしまうからです。

熱が上がりつつあるときに解熱剤を飲んでも、効果が出にくいようです。どうしても飲むなら、上がりきってからの方がいいです。39度以下なら飲む必要も心配もいりません。

症状を消すこと=治癒でない

症状を消すことで、不調が潜在化、長期化することもあります。症状を消すということは、自然治癒力の働きを妨害するということにつながるからです。体が戦っている結果として症状が現れるのです。

体調が悪いのに無理に出社すると、他の人の迷惑になる。口に出しては言わないが、周囲の人はあなたががんばっていると評価するより、本心では、咳きをしながら出てくるなと思っているはずです。

会社はあなたがいなくても、倒産はしないでしょう(笑)。それより周囲の人に病気をうつしまくっていれば、会社としても迷惑です。病気のときには休むのが世界の常識ですし、正しい処置方法です。

冷やすより暖かくして、汗を沢山かく。そのことで、老廃物や毒素が排出されるし、熱も自然に下がってきます。冷やすということは、体の循環機能を低下、鈍化させます。汗が出ないと風邪は長引く傾向があります。

風邪はあなたの体調管理のバロメーターです。
風邪を敵視せず、風邪とうまくつきあいましょう!

参考文献:『整体入門』野口晴哉 著  『病気にならない整体学』宮川眞人 著

風邪の正しい治し方

寒い冬はもちろんですが、それ以外の季節でも朝晩の寒暖の差が激しいと、天候に体調が適応しきれずに、風邪をひくことも少なくないと思います。

一番一般的な病気が風邪ですが、意外に正しい知識を知っている人が少ないようです。なので、風邪についての正確な知識と治療法をお伝えします。

かぜ症候群の病原は80 – 90%が複数のウイルス感染です。症状は、「風邪症候群」と表現されるように、微熱、頭痛、発熱、悪寒、鼻汁の過分泌、咽頭痛、咳、声枯、食欲不振、下痢、嘔吐などです。

風邪を根本から治す薬はありません。

①(かぜは、)自然に治るもので、薬で治るのではない。

②普通は3~7日で治るが、14日程度かかる場合も。

③ほとんどがウイルス感染。 ただし、インフルエンザを除いて、有効な抗ウイルス薬は存在しない。

④抗菌薬(抗生物質)はかぜに直接効くものではない。

風邪は、薬を飲まないほうが治りが早いです。医療従事者の常識です。医師も薬剤師も、風邪を引いても薬を飲まない人が多いそうです。抗生物質や鎮痛剤を飲めば、免疫を抑えてしまい、余計風邪が長引いてしまうのです。

風邪と薬

発熱は生体防御反応。体温を高めることで免疫力を上げています。白血球は、病原菌に対する貪食(どんしょく)・殺菌能などを有しているが、その白血球は、体温が平熱よりも1度下がると30%以上 働きが低下し、逆に平熱より1度上昇すると5 – 6倍の働きをするのです。

抗生物質は細菌には効果がありますが、ウイルスには全く無力です。にも関わらず、日本では、病原がウイルスであるインフルエンザや風邪症候群に対しても抗生剤が処方されています。抗生剤は病原菌だけでなく、体内のビフィズス菌などの有用菌をも殺すので腸内環境を悪化させ、免疫力を低下させてしまうので、治療には逆効果なのです。

かぜ薬として売られているものは、風邪を治すものではありません。 ドラックストアなどで販売している【風邪薬】とは、風邪の症状を緩和するための薬であって、治す為の薬ではないのです。たとえば、熱を下げるとか、咳を止めるとか、くしゃみ鼻水を出なくするとか等 風邪を治すと書かれていません。

大部分の海外諸国では常識ですが、風邪をひいたときの一番の対処法は、安静にして、熱があってだるければ寝ることです。食欲がない場合は、無理に食べないほうが回復が早まります。

熱を出し切って、汗をいっぱいかいて、水分補給はして、寝ているのが、風邪を早く治します。風邪薬で症状を抑え、熱を下げると、風邪の症状がダラダラと続きます。自然治癒力も高まりません。

仕事があるからと、症状が出るたびに、それを抑えるだけの薬で対処していると、いずれその付けが回ってくるでしょう。深刻な病気という形で。

健康な体が人生の基盤であり、仕事の資本です。優先順位を間違えないようにしましょう。風邪をひいても休めないような(職場)環境なら、改善すべきです。

風邪でレントゲン撮影?!

レントゲン撮影

月1で定期的に調整に来られている男性のお客様の話です。10日ほど前に風邪をひき、まだ37度近く熱があるとのことでした。仕事も半日休み、先日は背中が痛くて体を動かすのもしんどかったそうです。

背中を診ると、筋肉がとても緊張して背骨の両側、肩甲骨のあたりから腰にかけて、硬く張っています。定期的な調整のおかげで、ほとんど歪みのない身体になっていたのに、上半身は左に傾き、右肩が下がっています。

背骨も左右の歪みはないものの、棘突起という背骨の突起が不ぞろいな感じで、動きが悪く硬い感触でした。

これでは、上体を捻ったりしづらいだろうと尋ねたら、体の向きを変えたりすると痛むとのこと。

たぶん、鎮痛解熱剤を服用していると思ったので、尋ねたら、医者に行ったとのことでした。

どんな治療を受けたのか聞くと、インフルエンザの検査をして、レントゲンを撮って、消炎解熱鎮痛剤を処方されたとのことでした。

肺炎の疑いがあったのかも知れませんが、整体師の目で体を拝見したところ、来院時点ではその心配はないと思いました。なので、風邪でレントゲンまで撮るのかと驚きましたが、ひょっとしたら経営のために不要な検査をしているのかとの疑念が生じましたが、本当のところはわかりません。

それだけのことをしても、まだ10日前に罹った風邪すら治せないというのは、治療の意味があるのかと疑問に感じました。

施術後は、背中の張りと痛みが解消され、首肩が楽になったとのことでした。身体も完全ではありませんが、ほぼ垂直に立てるようになっていました。

風邪などで熱が出るのは、ウイルスを撃退するために白血球などが活発に働けるように体温を上げているのだから、薬で熱を下げたりすると、治りが遅くなると教えたら、少しは納得してくれたようでした。

僕の体験からも、解熱剤や抗生物質などを風邪で使ったりすると、熱がある程度まで下がっても、だらだらと症状が続き、2週間もときに3週間も風邪がダラダラと続くことが多いと感じています。

身体には自力で治そうとする強い力があると確信して、施術を行なっているので、来院されるクライアント(患者さん)にも、それを伝え、同じ考え方で身体のトラブルに対処して欲しいと願っています。その方が確実に身体が楽になるし、医療費の負担も減ると思っています。

汗腺を活性化する方法

汗腺を活性化する方法

汗をかいて健康増進

夏でも、エアコンや冷たい飲み物で、逆に体を冷やし、汗もかかない人が増えているようです。暑い夏だからこそ、ちゃんと汗をかけば、夏バテもせず、夏風邪にもかからず、元気に夏を楽しむことができます。

人間(生物は全て)の身体は、使わない部分は退化します。汗腺は人類に進化していく過程で発達してきた器官なので、歴史が浅く、未完成の部分が残っているので、使わないと退化しやすいのです。

衰えている汗腺を鍛えて、よい汗をかけるようにする「発汗トレーニング」の仕方をご紹介します。

●バスタブに膝下までの深さにお湯をはってください(かなり熱めの43~44℃くらい)。熱めのお湯で汗腺を刺激するわけです。

●バスタブに浴室用の小さな椅子(腰をかける台)を入れます。

●椅子に腰掛け、両腕の肘から先と両脚の膝から下をお湯に浸けま す。汗が出てきたらOKです!

●その後で、バスタブにお湯を足し、半身浴をするとさらにいいでしょう。半身浴は38℃くらいのぬるめのお湯で、鳩尾(みぞおち)の深さまで入ります。

手足を高温で温めると、自律神経のうちの交感神経が優位に働きます。ぬるいお湯でする半身浴は、副交感神経が優位になります。高温での手足浴とぬる湯での半身浴を一緒にすることで、自律神経のバランスを整える効果があります。

手と足だけを浸すのは、脳から遠い手足の汗腺は、機能低下しやすいからです。足や腕で血液が温められると、その血液が体の深部に回り体の芯まで温まると、脳の体温センサーが感知して、よい汗をかくからです。

毎日、二週間ほど続けると、さらさらのよい汗がかけるようになったと実感できると思いますので(個人差はあります)、あまり汗がかけない人、かけてもベトベトした汗で気持ちよくない人は、ぜひ続けてみてください。

気持ち良く汗をかく

汗をかく

汗は不潔なもの、臭いものと思われていて、できるだけ汗をかかないようにしている人も少なくないと思います。
暑いときは、体は汗をかいて蒸発させることで、熱を外に逃がし、体温を一定に保っています。汗をかかないと、体はオーバーヒートしてしまうのです。

汗をかけないと、体は自衛手段として代謝を抑制します。代謝の目的は、エネルギーを作ることですから、代謝が落ちると、エネルギー不足になり血行も悪くなり、細胞組織に酸素や栄養素が行き渡らなくなります。

こうして暑くてもあまり汗をかけない人の体は冷えてきます。代謝が落ちエネルギーが不足するということは、生命力が弱くなり、さまざまな病気にもかかりやすくなります。

若い女性に、温泉やホットヨガや岩盤浴が人気があるのは、健康回復のためにとてもいいことだと思います。

暑いときにちゃんと汗をかける健康な人の汗はあまり臭いませんさらさらしています。汗の元になる水分は血液から来るのですが、皮膚の表面に出る前に、体に必要なミネラルなどの成分の大部分は、血液に戻るようにできているからです。

暑いときはちゃんと汗をかいて体温を下げ、汗はタオルでちゃんと拭いておけば大丈夫です。まちがってもクーラーや扇風機で乾かそうなどと考えないことです。一気に体温が奪われ、体調を崩すもとになります。

健康的な汗をたっぷりかけば、夏バテ防止にもつながります。

発熱の意味

発熱は体の防衛反応

熱が出た子供

体は発熱することで、不要な物質や細胞を焼却し排出するします。熱はウイルスや細菌が直接的原因で出るわけではありません。これらの病原体を攻撃し死滅させ排出するために体が反応し、その結果として発熱するわけです。熱は体の防御反応なのです。

したがって熱だけを下げようとすることに意味が無いだけでなく、体がばい菌やウイルスと戦いにくい状態を作り出してしまうことにつながります。ばい菌やウイルスは体温が上がると増殖する速度が鈍るといわれています。

また、体がばい菌などと戦うためには、体温が高い方が有利です。白血球の働きが強まり、ばい菌を食べる力が高まるからです。

解熱剤の効果とリスク

解熱剤

発熱で最も一般的な病気(症状)は風邪です。風邪をひき熱が出たり咳きや鼻水など他の症状が出ると、解熱剤の入った風邪薬(症状を抑える薬)を飲むことが治療だと思われていますが、実は、発熱することで体内に侵入したウイルスの増殖を抑制し、風邪のウイルスを無力化する抗体が体で作られることが最近の研究でわかってきました。発熱が生体防御の第一線を担っているわけです。

したがって、解熱剤で風邪の発熱を無理に下げることは、自然な治癒力を損なっていることになります。解熱効果の高い風邪薬など、特に風邪の初期に服用することは、発熱による初期の防衛力を弱めるため、風邪の治癒を遅くする結果になる場合が多いようです。

解熱剤は発熱や発熱に伴って現れる、倦怠感、頭痛、体のさまざまな部分の痛みなどの不快感を和らげる作用もありますが、39度以下の熱なら、それほど心配することはないと思います。どうしても使いたい場合は、熱が上がりきったときに使った方が効果的です。ただし、39度以上の熱が4日以上続くようなら、医師の診断を仰いだ方がいいでしょう。

低体温の人は回復が遅い

平熱が36度以下の低体温症の人は、免疫細胞がウイルスや細菌と戦える温度にまで体温が上昇するのに時間がかかります。また、熱の感じ方や体力の消耗も大きくなるため、回復に時間がかかることが多いようです。
す。

熱が出たときの正しい対処法

発熱の原因が細菌感染(注1)などの場合、ある程度体温の高さと症状の重さに相関関係はあります。つまり体温が高いほど重症である可能性があるということです。

しかし、風邪などの場合はその原因はウイルス(注2)です。ウイルスの場合、例えば突発性発疹やインフルエンザなどのように、症状の軽重に関わらず、一律に高熱が出るものもあります。だから、必ずしも高熱だから重症とは言えない場合があるので、衰弱が激しいか、体力があるかなど、全身の状態で判断することが必要です。ちなみに、41度以下なら高熱で脳がダメージを受けるということはないようです。

*注1 細菌とは単細胞で核膜で核を持たない原核生物であり、分裂をすることにより単独で増殖していきます。すべての細菌が有害というわけではなく、人と共生している大腸菌や乳酸菌のような有用な細菌もあります。

*注2 細胞は生物の基本単位ですが、ウイルスには細胞はありません。そのため、ウイルスは自力で増殖できないため、生物の細胞に寄生することによって増殖していきます。

*参考文献:『いのちの輝き』 ロバート・C・フルフォード&ジーン・ストーン著 上野圭一訳

発熱は回復に必要なプロセス

熱が病気を撃退する

(野口)整体の世界では「発熱を許容せよ」ということが 昔から言われています。病気になって熱が出るのは回復のために必要なので、 いいことだというわけです。

解熱剤など飲んで、発熱を抑えたり、下げたりすると、 病気が長引き、回復が遅れます。これは現代医学でもわかってきていることです。

白血球の中にマクロファージというのがいます。これは、細菌、ウイルス、がん細胞などの異物を食べ てくれるのです。マクロファージは、食べた異物の情報をヘルパーT細胞 に伝達する役割もあります。

マクロファージが活性化すると、他の白血球の攻撃力を高める物質を分泌します。この物質のなかのひとつが、 脳の視床下部にある発熱中枢に作用して発熱するのです。

体温が1度上がると免疫力が25%高まるとも言われています。発熱は免疫力を高めるための生体防御反応なのです。体温が低いと、ウイルスや細菌、がん細胞などと戦う力が乏しく、体内で有害菌や悪玉菌が繁殖しやすくなり、 感染症を起こしやすくなったり、些細な病気でも長引いたりします。

私の父は肺がんで死にましたが、危篤状態になり病院に行ったときには、既に意識はありませんでした。しかし呼吸は比較的安定しており、一時でもいいから意識を戻したい一心で、指の爪を両側から強く揉み始めました。

考えてやったわけではありませんが、なんらかの刺激を与えれば、機能や意識が多少なりとも活性化されるのではないかとは、漠然と思っていました。(後で知りましたが、これは新潟の福田医師が考案した免疫力を高める爪もみ療法でした。)

その数分後、意識は戻らないものの、父は体を少し動かし、うめき声のようなものを洩らしました。しばらくして看護師が来て、熱を計りに来て、「発熱してますね」というが早いが、氷嚢で額と胸を冷やし始めたのです。危篤状態の病人が多少発熱したからといって、風邪でもひいて寝ている病人にするように、ただ体の冷やすというパターン化した処置に疑問を感じましたが、専門家のすることなので、口を出せずにいましたが、その直後に、父の容態は急変したのです。

呼吸が荒くなり、不規則になったのです。弟もその処置が原因だと気づいたようで、氷嚢を払いのけましたが、間もなく父は逝ってしまいました。

発熱は免疫力を高めるための生体防御反応なのです。 体温が低いと、ウイルスや細菌、がん細胞などと戦う力が乏しくなり、体内で有害菌や悪玉菌が繁殖しやすくなり、感染症を起こしやすくなったり、些細な病気でも長引いたりするのです。

そんな医学的なことはわからなくても、発熱するということは、まだ生命力が残っているということです。それを強制的に、しかも瀕死の状態の人間に対して、下げるということは、死期を早める効果以外の何ものでもないと実感しました。

このことがひとつのきっかけになり、以前はかなり期待と信頼感を持っていた現代医療と西洋医学に疑問を持つようになりました。それが現在の整体師という仕事に結びついています。今の自分なら、多少は父の死期を遅らせることができたのではないかという思いもあります。

それが私に体をまかせてみようと思い来院される患者さんに対する整体施術の動機付け、原動力になっていると感じることがあります。

整体で平熱が上がることも!

私の整体院の常連のお客様(女性)から「平熱が上がったんです!」と言われたことがあります。冬場の寒い時期でした。

「昨年までは、冬場は寒くて、防寒をしっかりしてないといられなかったのが、今年は寒さをあまり感じないんです!」

それで、「血流が良くなったのでしょうね」と応えたら、「平熱が上がったんです。36.2度だったのが、36.7度になりました!」とのことでした。

体温が、0.5度も持続的に上がるなんて、凄いことだと思います。血流が良くなり、代謝も良くなったことでしょう。体調もいいそうです。

平熱が35度台だと、免疫力が落ち、病気に罹りやすくなるといいます。子供の平熱が高めなのは、やはり生命力が旺盛で元気だからでしょう。

防寒着や暖房で体を外側から温めることも、寒さが厳しいときは必要ですが、血流を良くするなどして、体の内側から自発的に温めることのほうが、健康増進・維持には大切です。

自律神経は内部機能を制御する

自律神経は生命維持装置

自律神経系

自律神経は意思に関係なく独立して働き、消化・呼吸・発汗・新陳代謝などの機能を制御し、血圧を調整することで体内環境機能を一定に保ち生命を維持する、重要な働きを担っています。

神経伝達は体調を左右する

神経系解剖図

全身にはりめぐらされている神経は、脳からの指令を体の各部分に伝え、体が受けた刺激や体の状態を脳に伝える重要な器官です。その中心は、背骨の中を通っている神経です。

この神経の流れがスムーズであれば、心臓、肺、胃、肝臓、腸、腎臓や血管、筋肉などが、順調に働き健康を維持できるのです。

神経の流れが滞ると、脳からの指令が臓器にスムーズに伝わらなくなり、体からの情報も脳に伝わらなくなります。

その結果、臓器の働きが鈍り、体の状態に的確に反応できなくなり、筋肉の凝りや痛み、めまい、冷え、不眠などの不快症状が現れます。これらは体の異常を伝える警告なのです。

神経のつまりを取って、自然治癒力(体に備わっている病気を治す力)を活発にすれば、臓器の働きが良くなり、たいていの病気は自然に快復していきます。当院の整体なら、それが可能です。

自律神経の仕組み

知覚(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚など)や運動神経(体を動かすときに使う神経)と違い、自律神経は私たちの意識や思考と関係なく独立して自動的・自律的に働いています。

自律神経が働いているから、意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化するため胃を動かしたり、体温を維持するため汗をかいたりすることができるのです。

自律神経には、交感神経(活動するための神経)と副交感神経(休むための神経)があります。この二つは、一つの器官に対して必要に応じて自動的に切り替わるようにして働いています。

交感神経は、身体活動や恐怖などストレスの多い状況に対処する為に必要な反応とエネルギーを供給する役割を果たしています。ストレスに対応して交感神経は血圧と心拍数を上昇させ、胃腸・腎臓・皮膚への血流量を減らし、骨格筋への血液供給量を増やします。

体を休ませ体力を回復し、新たなエネルギーを獲得するときに働くのが副交感神経です。心拍と血圧を下げて、皮膚と胃腸への血液を増やし、瞳孔と細気管支を収縮させて、唾液腺分泌を刺激して、消化器官の動きを活発にします。 副交感神経系は体力回復と省エネルギー化に向けて活動します。

体内環境を一定に保つ

全身のほとんどの器官は交感神経と副交感神経両方の支配を受け、二つの神経系がバランス良く働くことで適正に保たれています。呼吸・血液循環・消化吸収・排泄・生殖・内分泌などのシステムを調整し、生命維持に必要な体内循環を整えるのが自律神経の役割です。

体温調節とホルモン分泌の役割も

人など哺乳類の体温は、外部の気温に関係なく、常に一定に保たれています。もし、体温が外部環境によって変わってしまえば、体内の代謝活動に影響が出るので、生命維持活動に支障が出てきます。自律神経は、体温調節でも重要な働きをしているのです。

自律神経はホルモン分泌とも密接に関係

大脳の視床下部が、自律神経系(交感神経と副交感神経)をコントロールしています。

視床下部に近接している脳下垂体では、様々なホルモンを分泌しています。視床下部はこの脳下垂体もコントロールしているので、視床下部がホルモンの影響を受けることもあります。ホルモンの変化のリズムが自律神経の働きにも影響を及ぼすのです。

ホルモンのバランスが不安定になると、それにつられて自律神経のバランスも不安定になってしまいます。

女性に自律神経失調症が多くみられるのは、排卵・月経・妊娠・更年期等の性周期によって、女性ホルモンのバランスが変動するからです。

免疫の調整とも関係

自己免疫力が高い状態の時は、体調が良く、病気に罹りにくい状態です。罹ってもすぐに自然治癒します。

自己免疫力の高い状態というのは、白血球の顆粒球とリンパ球のバランスが保たれている状態です。顆粒球とリンパ球のバランスと保っているのは自律神経です。

ストレス(過労、心の悩み、薬の長期使用など)がかかると、自律神経のバランスが崩れ、交感神経優位の状態が続きます。

ストレス刺激→交感神経の緊張→顆粒球の増加→リンパ球の減少→自己免疫力の低下

自己免疫が低下すれば病気に罹りやすくなります。ストレスは万病の元といわれるのは、このような理由からです。

病気になるのは、自律神経のバランスが崩れたときです。交感神経が過度に緊張した状態や、副交感神経優位の状態が長期間続くと発病のリスクが高まります。

自律神経が正常に機能するには、交感神経と副交感神経のバランスが大切です。これらがバランス良く働いていれば、自然治癒力が高まり、病気にかかりにくい抵抗力のある体を維持できます。

自律神経失調症

自律神経失調症の女性

叔母が耳鳴りで病院を受診したときのことです。検査の結果は異常無し。耳の機能的障害が原因ではなかったようです。医者も何か治療をしなくてはと思ったのかどうか、数日入院して点滴を打ってもらったそうですが、耳鳴りは治まりませんでした。

その話を母から聞いて、これは自律神経失調症ではないかと思いました。叔母は寝つきが悪く、就寝するのは午前2時過ぎとのこと。性格もゆったりしているのとは正反対のせっかちでテンションが高い人です。

自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあります。この二つの神経が必要に応じて切り替わり、バランスよく機能すれば心も体も快適なのですが、 こ自律神経がうまく機能しなくなった状態が、自律神経失調症です。ほとんどの場合、自律神経自体の障害ではなく、ストレスなどによって、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるのが原因です。

二つの神経が必要に応じて切り替わり、バランスよく機能すれば心も体も快適なのですが、 こ自律神経がうまく機能しなくなった状態が、自律神経失調症です。

この病気は、慢性的な不調があっても、病院での検査では異常無しと診断されることが多いのが特徴です。

症状としては…

・疲労感
・汗がたくさんでる
・眠れない、目眩がする
・目が疲れる、涙目、目が開かない
・食欲が無い
・腹が鳴る
・口の中が渇く、痛い
・微熱が続く
・肩こりがひどい
・頭痛が消えない
・体がふらふらする
・耳鳴り
・生理不順
・インポテンツ
・頻尿・残尿感・尿が出にくい
・下痢や便秘が続く
・安静にしていても動悸や息苦しさがある
・喉に異物感がある
・イライラや不安感がある

などさまざまなカタチで現れます。

免疫力を高める方法

免疫力を高める方法

免疫力

病気を治すのは、医師でも薬でもありません。免疫力と呼ばれる自然治癒力(抵抗力)が病気や怪我を治すのです。ヒロ自然療法院の整体は、免疫力(自然治癒力)を高めて症状を解消し、さらに健康回復することを目的にしています。

定期的に整体を受けられない方のために、ご自分でもできる免疫力を高めるための基本をご紹介します。全般的に言えることは、暴飲暴食をしない、タバコを吸わない、各種ビタミンと食物繊維を充分に摂る、適度の体を動かす(スポーツというより運動です)。

自然に順応(適応した)した生活習慣と精神の安定(バランス)、そして量より質のいい食事が免疫力アップのために必要です。

細菌=不潔・病気の原因ではない

免疫学に詳しい医学者の中には、あまりに衛生的で、滅菌状態のところにいると、逆に免疫力は落ちると言ってる方がいます。 皮膚や体内、特に腸内に、適度に細菌がいないと、本当に体に害を及ぼすウイルスが繁殖しやすくなり、被害が大きくなるようです。

体の内外、住んでいる環境を完全に無菌状態にすることなど不可能ですし、細菌類が体内にいるから、食物が分解され、ビタミンなどの栄養素が摂取できる状態になることから考えても、私たちの体は、自分自身の細胞だけで成り立っているわけではなく、体内では細菌類の助けを借り、体外でも、様々な細菌類や他の動植物との相互関係で成り立っていることがわかると思います。

人間社会もそうですが、善か悪かの二者択一的思考では、生命は成り立たないということでもあります。

免疫力を高める生活

バランスの取れた食事

暴飲暴食は消化器系に大きな負担をかけますし、カロリー摂取量も増え、肥満の原因にもなります。さらには免疫力の低下も招きます。

旬のものを食べる

新鮮な「旬」野菜や果物には豊富なビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれています。温室栽培のものは、見た目が同じでも、栄養価がかなり低くなっています。

自然の素材を食べる

インスタント食品などの加工食品が蔓延している現代社会ですが、栄養のアンバランスや食品添加物の過剰摂取につながります。

腹八分にで食事を終える

特に夜は少なめに食事をとることが肥満予防につながります。就寝前できれば3~4時間前までに食事を済ませておきましょう。

なるべく温かい食べ物を食べる。冷たいものを避ける

冷たい物は内部から体を冷やすので、体の機能低下を招くと思われます。さらに消化吸収機能を弱め、免疫力を低下させます。

早寝早起きで規則正しいリズムで生活する

人間の体のリズムは日没と日の出によって体内時計のバランスを取っています。夜ふかしや昼過ぎまで寝ているような生活習慣は、体内時計を狂わせるので、自律神経をはじめとして体の機能のバランスを崩す原因となります。

深酒を控え、禁煙する

適度な飲酒はストレスの発散につながりますが、飲みすぎると、肝臓の機能障害などを招きます。タバコは肺ガンだけでなく、様々な癌を誘発させるという調査結果があります。心肺機能も低下させることは、よく知られています。

毎日、決まった時間に排便する

便秘は大腸ガンや乳ガンの原因のになると言われていますし、体内に不要物を留めていることになるので、毒素などの排出も滞るといわれています。

体を冷やさないようにする

夏場の冷房や冬にアイスクリームを食べる、ギンギンに冷えたビールを大量に飲む、水は氷を入れて冷やさないと飲まないなどは、体を年間を通じて冷やすことにつながります。冷えは体の循環機能の低下させ、免疫力を弱めます。

毎日、散歩などの運動をする

適度の運動は血液循環を促し、代謝を良くするので免疫力を高めます。頭ばかり使わず、もっと体を使いましょう。

情緒を安定させる

喜・怒・悲・思・憂・恐・驚の7つの感情を過不足なく、無理に抑圧することなく、表現し感じましょう。無理に抑圧すれば、心身のバランスを崩し、その無理がカタチとなって現れてしまいます。適度にセックスすることも、心理的、情緒的な安定には、必要なことです。

笑いのある生活

笑いは全身をリラックスさせ、免疫力を高めることが実証されています。あまり堅苦しく考えず、プライドもたまには捨ててみましょう。ユーモアを理解すれば、もっと楽に生き易くなります。

あまり厳格な健康法を実践しない

健康に関心を持つこと、健康に気を使うことはいいことですが、体調は常に変化するものです。少しくらいの不調は、一時的であれば心配はいりません。それよりあまりに「完璧な健康」を目指すあまり、健康法から外れた生活習慣を厳密に制限すると、かえってそれがストレスになり、結果的に逆効果になることもあり得ます。完璧な健康などないと、いい意味であきらめ、気楽に楽しく暮らすことが、一番の長生きの秘訣なのかも知れません。

これらは、ある意味で現代的な生活スタイルとは相反するものかも知れません。しかし、一説によれば、現代の老人が長生きなのは、体を使ってよく働き、粗食だが自然のものを食べ、環境汚染の少ない、自然環境の残っていた時代に育ったからだと言われています(もちろん、寿命が延びたのは、乳幼児の死亡率が大幅に低下したことが大きな要因です。それと戦争で亡くなる人が過去60年間に日本ではいなかったことも関係しています)

一朝一夕に今の生活習慣を変えることは無理かも知れませんが、上記のことを、折に触れて心がけることが健康で長生きするためには、大切ではないでしょうか?

すぐできる免疫力アップ法

足湯で免疫力アップ

病気に罹るのは、免疫力が落ちているからと言っても過言ではないようです。今の日本では、病気での死亡者の三人に一人が癌患者となっています。ちょっと前までは不治の病と言われた癌でさえ、免疫力が正常に働いていれば、発病することはないようです。

癌細胞自体は、健康な人でも毎日体内で発生していますが、それを殺すキラー細胞など(免疫機構)がちゃんと働いていれば発病には至らないと言われています。

日常的に簡単にできる免疫力アップの方法としては、薬指以外の指の爪の付け根を、人差指と親指で少し痛いくらいに挟むという方法で爪もみ療法と呼ばれています。

食物としては、バナナ、それも黒ずんだバナナは免疫力アップに効果があると言われています。ただ、バナナは熱帯地方の果物なので、体を冷やす作用があり、摂りすぎると胃腸を冷やします。

冷え性だと血行などの循環機能が悪くなるので、その結果として体内に十分な養分が行き渡らなくなったり新陳代謝も悪くなります。

癌細胞は体温が低い方が活性化するので、冷え性の方は要注意です。冷え取りには、40度くらいのぬるめのお湯で足湯をするといいでしょう。

ノロウイルスに感染した話

ノロウイルスで下痢した男

夏場になると、食中毒が増えます。気温が上がると細菌が繁殖しやすくなるからです。冬場にも増えますが、生牡蠣などが冬場が旬のためだと思われます。

僕も何度か食中毒にかかったことがあります。一番最近のは、ノロウイルスの感染でした。泊まったホテルで出された生焼けの牡蠣が原因だったように思います。

下痢、倦怠感、食欲不振などは帰宅後、自覚していたのですが、まさか食中毒とは思っていませんでした。 数日して保健所から、宿泊されたホテルで食中毒が発生したが、体調はどうかとの連絡が入って、原因がわかりました。

ノロウイルスはヒトの小腸粘膜で増殖するウイルスです。(ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は冬場に多く発生する傾向があります。)ノロウイルス自体は、昔からあったそうです。 特に、最近増えてきているわけではなさそうです。 感染しても免疫力が強い人は、症状は出ないそうです。これは他の感染症でも同様だそうです。 今の流行は、昔に比べて、免疫力が落ちている人が増えたためと言う専門家もいます。 衛生状態が悪くなったから、流行しているわけでも無さそうです。

大腸菌が不潔な状態の代名詞のように報道されることが多いせいか、大腸菌が無い状態がいいと思われていますが、腸内に大腸菌が適度にいるおかげで、悪性の細菌の繁殖を抑えている面があるようです。 病原菌大腸菌O157が有名ですが、良性?の大腸菌の減少で、病原菌大腸菌が繁殖しやすくなっているのだそうです。

治らない治療続けますか?

治せない医者当整体院には、病院、整骨院、鍼灸院、マッサージ、(他の)整体院で、改善しなかった方が来院されることが少なくありません。病院と整骨院は保険が利くので、1回の治療費は安いですが、慢性化した症状だと頻繁に長期間通院してる方が多いようです(慢性的症状の場合、整骨院では保険適用外です)。

1回の治療費(施術料)が多少高くても、通う回数と期間が少なく、かなりの確率で回復する当院の施術の方が、トータルでの治療費は安くなると思います。完全に回復しなくても、ほとんどの方は症状が改善するので、以前より楽になります。治らない治療に、大切な時間とお金を使うのは、人生の損失です。

私は、病院や治療院、マッサージなどを否定しません。怪我や急病では、真っ先に病院に行くべきですし、整骨院などの治療で回復するなら、整骨院での治療をお勧めするほどです。要は回復するかしないかです。あまり改善すら感じられない治療は、単なる気休めだと考えています。

保険適用の無い、国家資格でも無い当院の施術で、もし効果が全く現れないなら、通院する人は居なくなります。駅から徒歩12分もかかる整体院。しかもその最寄り駅は町外れの小さな駅です。それでも通院していただけるのは、当院の施術が効果がはっきりあるからです。

他の整体院や整骨院、マッサージで改善する方でも、当院ならもっと少ない回数と期間で改善することが多いと思います。病院や治療院で改善しなかった方でも、一度ダメもとでいいので、試してみませんか?その期待は裏切られないと思います。

当院は整体院を名乗ってるので、基本的には手(たまに足)を使った方法で施術しますが、体に触れているだけの気功のような施術方法もできます。人によっては、体に触れているだけでは施術してもらった気がしないと思いますが、症状の解消を最優先したい方なら、その効果に納得してもらえると思います。

症状をこじらせる「治療」とは?

治療受けて具合が悪くなった

指圧やマッサージは、特別腕の良いマッサージ師にしてもらえば別ですが、ほとんどが慰リラクゼーション目的だと思います。

強く押され、しっかり揉まれることが効果と比例するという間違った思い込みがまだまだありますが、体の状態(特に筋肉)を良くするという意味では、逆効果になることが多いことは、体験者の話からも確かだと思います。

私も一時、マッサージやカイロプラクティックに通っていたことがありますが、次第に強い施術でないとやってもらった気がしなくなり、しまいには、腰痛治療で通っていたのが、腰痛が酷くなったので、怖くなりそれらの「治療」と止めたことがあります。

本当に腕にいいマッサージ師は、やわらかくさするだけで効き目が長続きしますが、ほとんどのマッサージは、強く揉み、しだいにより強い刺激でないと、満足できないようになります。ある種の刺激中毒のようなもので、その刺激の強さに反比例するように、コリは酷くなり慢性化していく例が多いようです。

一時しのぎの気休めを求めているならいいでしょうが、根本的に凝りや不調を解消したいなら、避けるにこしたことはありません。

人間の体は、強い力を加えるにつれて抵抗力がついてきます。一時的には効いたように感じても、回数を重ねる毎に力を強めなければ体が反応しなくなるのです。

それが継続すると、骨と筋肉に過大な力がかかりダメージが蓄積し、思いがけない障害が発生する危険すらあります。

治療する側はもちろんですが、受ける側も正しい知識が足りないようです。
原因を知らずにただ強く長時間揉むだけの「治療」では、すっかり治すなんて無理なのです。

●触られると痛い
施術者の力加減が強すぎるのです。痛みを感じるほど刺激を受け続ければ、次回はさらに強い刺激でないと物足りなくなり、症状をこじされるだけで治ることはないでしょう。

●治療が長時間になる
丁寧な治療院と誤解している人が多いですが、刺激の時間を強くしないと、患者さんが満足しなくなっているからです。的確なポイントに効果的な刺激をやわらかくできる人の治療は、早く終わるものです。

●ずーっと触られ続けている
次々に刺激が続くと、たとえ効果的な刺激でも体に浸透していきません。治療には、体が刺激を受けいれるための「間」が大切なのです。

●器具・道具を使った強い刺激(治療)
牽引や電気による治療は、刺激が強くなりがちです。原因を取り除くわけではないので、治療効果はご存知の通り、あまり上がりません。

●いつまでも通わせる
治療ではなく慰安(リラクゼーション)の治療だと、いつまでも通わせます。その割には治りません。

これらに当てはまる治療は、真剣に体調を良くしたいなら、体を壊されたくないなら、避けたほうが無難だと思います。

マッサージを受けていい人、ダメな人

マッサージ

「マッサージはよく行ってましたが、直後は楽になるんですが、次の日、コリが戻るんですよ」

この様に訴える女性クライアントさんは少なくないです。肩こり・頭痛・腰痛改善目的でマッサージを受けたが、次の日はコリが戻ってしまう。逆にますますひどいコリになったなど。

初めは軽くマッサージしてもらっていたが、続けていたら、軽い刺激では物足りなくなり、今では、肘や親指で力一杯揉んだり、押してもらわないと全然、効いた気がしないという話もよく聞きます。

マッサージを受けてもいい人と受けないほうがいい人がいるということです。受けてもいい人というのは、ハッキリした肩こり・頭痛・腰痛の自覚症状が無く、1日の仕事が終わった時に、肩や背中、腰の辺りが疲れた、筋肉が張った、と感じる程度の人たちです。

これらは、一晩寝ると、次の日には、だいたい疲れが取れていることが多いようです。このように疲れても一晩寝れば疲れが取れる人たちは、休日や仕事帰りにボディ・ケアとしてのマッサージは効果的だと思います。

スポーツの試合後・練習後のマッサージも同様です。あくまでも、疲労を溜めない為の予防的な意味での施術(ボディケア)です。

この反対に、マッサージを受けると逆効果の人は、ハッキリした肩こり・頭痛・腰痛、最悪なのは,手足のしびれ感やムチウチ、重度の生理痛・生理不順がある人などです。何年も症状が継続し、整形外科も受診した、接骨院にも通ったという人は、マッサージ治ることはないでしょう。

これらの、症状を治療・改善目的でマッサージを受けている人は、将来的に症状が悪化する危険性がありますのでご注意ください。