治らない治療続けますか?

治せない医者当整体院には、病院、整骨院、鍼灸院、マッサージ、(他の)整体院で、改善しなかった方が来院されることが少なくありません。病院と整骨院は保険が利くので、1回の治療費は安いですが、慢性化した症状だと頻繁に長期間通院してる方が多いようです(慢性的症状の場合、整骨院では保険適用外です)。

1回の治療費(施術料)が多少高くても、通う回数と期間が少なく、かなりの確率で回復する当院の施術の方が、トータルでの治療費は安くなると思います。完全に回復しなくても、ほとんどの方は症状が改善するので、以前より楽になります。治らない治療に、大切な時間とお金を使うのは、人生の損失です。

私は、病院や治療院、マッサージなどを否定しません。怪我や急病では、真っ先に病院に行くべきですし、整骨院などの治療で回復するなら、整骨院での治療をお勧めするほどです。要は回復するかしないかです。あまり改善すら感じられない治療は、単なる気休めだと考えています。

保険適用の無い、国家資格でも無い当院の施術で、もし効果が全く現れないなら、通院する人は居なくなります。駅から徒歩12分もかかる整体院。しかもその最寄り駅は町外れの小さな駅です。それでも通院していただけるのは、当院の施術が効果がはっきりあるからです。

他の整体院や整骨院、マッサージで改善する方でも、当院ならもっと少ない回数と期間で改善することが多いと思います。病院や治療院で改善しなかった方でも、一度ダメもとでいいので、試してみませんか?その期待は裏切られないと思います。

当院は整体院を名乗ってるので、基本的には手(たまに足)を使った方法で施術しますが、体に触れているだけの気功のような施術方法もできます。人によっては、体に触れているだけでは施術してもらった気がしないと思いますが、症状の解消を最優先したい方なら、その効果に納得してもらえると思います。

症状をこじらせる「治療」とは?

治療受けて具合が悪くなった

指圧やマッサージは、特別腕の良いマッサージ師にしてもらえば別ですが、ほとんどが慰リラクゼーション目的だと思います。

強く押され、しっかり揉まれることが効果と比例するという間違った思い込みがまだまだありますが、体の状態(特に筋肉)を良くするという意味では、逆効果になることが多いことは、体験者の話からも確かだと思います。

私も一時、マッサージやカイロプラクティックに通っていたことがありますが、次第に強い施術でないとやってもらった気がしなくなり、しまいには、腰痛治療で通っていたのが、腰痛が酷くなったので、怖くなりそれらの「治療」と止めたことがあります。

本当に腕にいいマッサージ師は、やわらかくさするだけで効き目が長続きしますが、ほとんどのマッサージは、強く揉み、しだいにより強い刺激でないと、満足できないようになります。ある種の刺激中毒のようなもので、その刺激の強さに反比例するように、コリは酷くなり慢性化していく例が多いようです。

一時しのぎの気休めを求めているならいいでしょうが、根本的に凝りや不調を解消したいなら、避けるにこしたことはありません。

人間の体は、強い力を加えるにつれて抵抗力がついてきます。一時的には効いたように感じても、回数を重ねる毎に力を強めなければ体が反応しなくなるのです。

それが継続すると、骨と筋肉に過大な力がかかりダメージが蓄積し、思いがけない障害が発生する危険すらあります。

治療する側はもちろんですが、受ける側も正しい知識が足りないようです。
原因を知らずにただ強く長時間揉むだけの「治療」では、すっかり治すなんて無理なのです。

●触られると痛い
施術者の力加減が強すぎるのです。痛みを感じるほど刺激を受け続ければ、次回はさらに強い刺激でないと物足りなくなり、症状をこじされるだけで治ることはないでしょう。

●治療が長時間になる
丁寧な治療院と誤解している人が多いですが、刺激の時間を強くしないと、患者さんが満足しなくなっているからです。的確なポイントに効果的な刺激をやわらかくできる人の治療は、早く終わるものです。

●ずーっと触られ続けている
次々に刺激が続くと、たとえ効果的な刺激でも体に浸透していきません。治療には、体が刺激を受けいれるための「間」が大切なのです。

●器具・道具を使った強い刺激(治療)
牽引や電気による治療は、刺激が強くなりがちです。原因を取り除くわけではないので、治療効果はご存知の通り、あまり上がりません。

●いつまでも通わせる
治療ではなく慰安(リラクゼーション)の治療だと、いつまでも通わせます。その割には治りません。

これらに当てはまる治療は、真剣に体調を良くしたいなら、体を壊されたくないなら、避けたほうが無難だと思います。

マッサージを受けていい人、ダメな人

マッサージ

「マッサージはよく行ってましたが、直後は楽になるんですが、次の日、コリが戻るんですよ」

この様に訴える女性クライアントさんは少なくないです。肩こり・頭痛・腰痛改善目的でマッサージを受けたが、次の日はコリが戻ってしまう。逆にますますひどいコリになったなど。

初めは軽くマッサージしてもらっていたが、続けていたら、軽い刺激では物足りなくなり、今では、肘や親指で力一杯揉んだり、押してもらわないと全然、効いた気がしないという話もよく聞きます。

マッサージを受けてもいい人と受けないほうがいい人がいるということです。受けてもいい人というのは、ハッキリした肩こり・頭痛・腰痛の自覚症状が無く、1日の仕事が終わった時に、肩や背中、腰の辺りが疲れた、筋肉が張った、と感じる程度の人たちです。

これらは、一晩寝ると、次の日には、だいたい疲れが取れていることが多いようです。このように疲れても一晩寝れば疲れが取れる人たちは、休日や仕事帰りにボディ・ケアとしてのマッサージは効果的だと思います。

スポーツの試合後・練習後のマッサージも同様です。あくまでも、疲労を溜めない為の予防的な意味での施術(ボディケア)です。

この反対に、マッサージを受けると逆効果の人は、ハッキリした肩こり・頭痛・腰痛、最悪なのは,手足のしびれ感やムチウチ、重度の生理痛・生理不順がある人などです。何年も症状が継続し、整形外科も受診した、接骨院にも通ったという人は、マッサージ治ることはないでしょう。

これらの、症状を治療・改善目的でマッサージを受けている人は、将来的に症状が悪化する危険性がありますのでご注意ください。

治療は科学的根拠より効果が大切

医療現場では、治療方法の是非を問う基準として、科学(医学)的根拠(エビデンス)を重視しますが、良い治療かどうかの判断基準は、患者さんが回復したかどうかの治療効果で判断されるべきです。

効果的な治療法でも科学的根拠がはっきりしないものもあります。でも、科学的根拠の有無より治療効果の有無のほうが、患者さんにとってははるかに大事です。科学的根拠は確かだが、治療効果があまり無い「治療」など、意味がありません。

科学万能、至上主義の現代の価値観のもとでは、治療効果のある方法を世間的に認知させるために、後付で科学的な説明を見つけているに過ぎないと思います。この薬や手術方法は効果があるはずだという期待を裏づけする臨床結果を選んで発表している傾向が強いはずです。

治療方法の科学的根拠や技術的正確さより、医師や治療家の自分の治療(施術)への確信の度合いのほうが、治療効果を高める上では重要な場合はあると考えています。方法論的には正しくとも、気の無い治療や漫然と手続きをこなすかのような治療をしていては、治るものも治らない気がします。

治療(施術)が車など機械類の修理と決定的に違う点は、同じように施術しても、同じようには治らない場合が多々あるということです。だから、この手法(手技)を使えば、この部分の痛みが確実に取れるというほど、人間の身体は単純にはできていません。

人間の場合は心理面、精神面が体に強く影響を与えますし、身体状況(体調)は、精神面に影響を与えます。だから治療(施術)は、機械を修理するような考え方では、うまくいかないことが多いのです。それは整体師として施術をしていて日々実感していることです。気分がすぐれず姿勢も下向きだった人が、骨格の歪みが少なくなり、体調が良くなってくると、表情が明るく考え方も前向きになっていくからです。

理屈はわからないが、何となくこの部分をこう動かしたら治るのではないかというような、勘が働くのが、優れた治療家と言えると思います。この不調、症状には、この手技が効くというのはあるが、あくまでそれは最大公約数的に多くの場合には適応すると言っているに過ぎません。

内田樹がブログで同様のことを書いていましたが(彼は治療家の池上先生と親しい)、「(理屈では)よくわからないことが、(直感で)わかるという特殊な能力」を高いレベルで維持するためには、「したくないことはしない」(したいことだけをする)ことだと言っています。確かに義務感で生きていては、勘は鈍ってくると思います。

これは言い換えれば我がままということですが、相手や関係者の気持ちと都合、事情を考慮し尊重しつつも、自分がやりたくないことはやらない。したいことはする態度が、治療家だけでなく、創造的な仕事をする必要のある人たちの必須なのだと思います。

僕は絵をかなり真剣に描いてたことがあります。その経験からも、いい絵を描く人で、義務的に生きてたり、したくもないことをいやいやしているような生活態度の人には出合ったことがありませんでした。そういう面では僕も我がままな面があると思います。

僕は整体の仕事も楽しくてやってる面が多いです。嫌々施術してる整体師になど、自分の体を委ねる気になれないでしょう。整体師は僕の第二の天職だと思っています。

健康診断で長生きできる?

がんは、がん検診で早期に、症状が無い段階で発見し治療すれば治ると、テレビ、新聞などで盛んに報道、広報されていますが、実際はどうなのかと思い、調べてみました。

20年以上前にチェコスロバキアで行われた肺がん検診の追跡調査によると、検診を定期的に受けてたグループは、受けなかったグループより肺がんの死亡率が圧倒的に多く、それ以外の病気による死亡率も明らかに多いという結論が出ているそうです。

その後に、欧米各国でより精密な追跡調査が行われたましたが、多くが同様の結果だったそうです。検診を受けようが受けまいが、寿命が延びることはないのが、それらの調査の結論です。肺がんだけでなく、他のがん検診やその他の検診でも、同傾向の結果が出ています。

検診に関連したことですが、驚いたことに、がん検診に限りませんが、検診のときに浴びるX線(言うまでも無く放射線です)によって、がんが発生しているということです。

イギリスの研究チームが、医療用エックス線検査で起こったと考えられるがんを調べたデータがあります。その研究では、日本人のすべてのがんのうち、3.2~4.4%はエックス線検査が原因だと結論づけているのです。

胸部エックス線検査だけでも有害ということですが、被曝量がその数十倍から百数十倍もあるCTスキャンを使った検診は、はるか体に与えるダメージが大きいということになります。

CTが原因でがんが発症するというデータは年々増えているそうです。アメリカには、CTを繰り返し受けると、がんが十数%増えるというデータがあります。日本のCTの普及率は、2位以下を3倍も引き離した世界一で、圧倒的に高いです。当院のお客さんの中にも、CT検査を受けたという人は珍しくありません。1000万円以上するCTスキャンの機器を導入した病院や医院は、購入代金を支払うために、できるだけ多く使おうとするのは当然のことです。

検診でがんが発見されれば、日本では手術の可能性が高いです。手術を受ければ、肺、胃、肝臓などがんに侵された組織を取り去ります。がんはリンパ管を通って転移するから、近くのリンパ節も切除されるでしょう。内視鏡手術など技術が発達したおかげで、以前よりは切除する臓器の部分は少なくなっているようですが、それでも手術は肉体的にダメージを受けるのは確かです。

さらに、手術をすれば、免疫力が大幅に落ちます。手術後にも何度もエックス線写真を撮るし、抗がん剤治療も行われるでしょう。放射線療法を併用する場合もあるようです。術後に寝たきりの状態がしばらく続けてば、健康へのリスクはさらに高まります。がん細胞を完全に切除できたとしても、生活の質が落ちることは覚悟しなければならないでしょう。

動物実験で人工的にがんを発症させ、経過を調べたデータがありますが、大多数のがんは増大せず、体に悪影響を与えないタイプのものだったそうです。人間の場合も生涯大きくならないがんが相当数あることが分かってきました。進行性の癌なら、早い時期に全身に転移するので、早期発見しても手遅れの場合が多いと主張する医師もいます。

胃がん検診は、胃がんを増やしている可能性があります。肺がん検診はエックス線写真を1~2枚撮るだけだです、胃がん検診はバリウムを飲み、検査中は放射線を浴び続けるからです。その被曝量は、肺がん検診の100倍近くにもなります。

胃がん検診を実施してるのは、世界中で日本だけだそうです。日本は、大規模な追跡調査をやらない国なので、胃がん検診が有効だということを実証する証拠は一切ありませんが、にもかかわらず国が推奨しているのは、厚労省と医療界の利益のためでしょう。

大がかりな検診は無意味という認識は、欧米の研究者の間で広まっているそうです。アメリカ人の医者千数百人を対象にしたアンケート調査のデータでは、大部分の医師は、「検診はやった方がいい。ただし血液検査や尿検査があれば十分で、レントゲンや心電図までは必要ない」という意見でした。

これは、がん検診に限りません。40代以上の人が、人間ドックに入れば、いろんな検査の中で何らかの病気が見つかる可能性は非常に高いですが、その中には特に治療が必要でない微細な病気も多く、結果的に過剰な治療の結果、体にダメージを与えてしまうことも多いと思われます。そもそも、人間ドックという言葉があるのは日本だけだそうです。2~3日もかかる人間ドック的な総合的な健康診断を推奨している国も他にはないそうです。

脳ドックも多くの人が受診しているそうですが、’03年に世界13ヵ国の医師と研究者が5年間放置した脳動脈瘤が破裂した割合を調査しました、動脈瘤の大きさが7mm未満で0・2%、7~9mmで0・5%、9mm超で3・1%だけという結果でした。

うちの母も、2~3mmの脳動脈瘤が発見されました。発見時は本人も家族もかなり心配し、手術したほうがいいか話をしましたが、その後、15年間以上、なんともありません。認知症にはなりましたが、それは脳動脈瘤とは直接は関係ないと思います。

一方で、破裂を予防するために手術を行った場合、1年後に2・7%が治療そのものが原因で亡くなり、半身麻痺などの障害を加えると、実に12%が死亡もしくは障害を受けていたことが判明しました。

日本政府が熱心に進めてきたメタボ健診も、有効性は認められないそうです。健診では特に腹囲が重視されますが、欧米の研究では、腹囲の大小と寿命は無関係ということが実証されています。メタボリックシンドロームという言葉を使い始めたWHO(世界保健機関)も、’06年以降は使わなくなりました。

日本でも長期の疫学調査が行われたことがあります。それによると、小金井市総合健康調査は15年間高齢者を追いかけ、コレステロールは高めのほうが いいとの結果が出ました。また仙台の郊外では太めの人が長生きしていたといった調査結果もあるそうです。

日本では、血圧が少しだけ高いだけで降圧剤が処方されることが少なくないですが、調査の結果、降圧剤を飲んでも飲まなくても、5年後、10年後の死亡率は変わりません。飲む薬によっては逆に死亡率が増えるそうです。降圧剤を飲めば血圧は下がりますが、心筋梗塞を誘発したり、思わぬ余病を引き起こすことがあるからです。

つまり、早期発見・早期治療をしても結果(死亡率)は変わらないということです。検診に大金を費やすより、予防に力を入れるほうが、国民の健康保持にとってはるかに有効だろうし、医療費の削減につながります。

最近では、手軽に野菜の栄養素を摂取できるジュースやサプリが売られていますが、それでは野菜を食べたのと同じ効果は期待できません。成分を分解してしまうと、がんを抑制する抗酸化物質が作用しないため、意味がないからです。野菜を買って調理して食べたほうがいいようです。

生活習慣を改善するだけで不調や病気は改善、回復することが多いです。薬や手術では、効果は限定的です。原因が解決したわけではないからです。

人の体は体の要求に沿って自然に生活すれば、健康が保たれるようにできています。体調がまあまあで自覚症状がないなら、やたら検査を受けないほうが、むしろ長生きできると思います。

死ぬ時は苦しくない!?

「死は苦しいもの」という観念は、間違いのようです。

終末期(臨終のとき)になると脳内麻薬のβエンドルフィンと血中のケトン体が分泌され、極めて楽な状態で人生を終えることができるのは医療界の常識だそうです。胃瘻(いろう)などで人工的強制的に栄養や水分の補給を行う延命治療を施すとその放出が止まり、苦しみを味わうことになるそうです。

食欲が無くなり、食べられなくなるのは、死への一歩を踏み出した徴(しるし、きざし)です。胃瘻など、人工的かつ強制的に栄養を体内に流しこむことは、人生の終わりに苦しみを与えることになりかねません。どんな治療を施そうが、生命の火が消えるのを止めることはできないのです。

静かに近親者の死を受け入れ(特に高齢の場合)、自然に穏かに生を終えさせることが、近親者としての最後の勤めだと思います。

死ぬ間際には苦しみは無い、と知れば、死をことさら怖がったり、取り乱したりすることはないような気がしています。

治療方法の評価は結果で

我々は人としての感覚器官の能力で、外界からの情報(刺激)を受け取って、脳で情報処理した結果としての世界を認識しています。人の感覚器官で感知できる外界の情報は、ごく限られたものです。感覚器官で認知できる世界が全てと思うと、世界の真実はわかりません。

人の感覚器官の認知力を考えれば、科学で証明できることは、ごく限られた現象だけだと思います。しかも今の科学の水準が全てではありません。科学で証明できないことでも、実際に存在することは、沢山あるはずです。

施術(治療)の仕事は、症状の改善、健康回復できたかという結果が一番大切です。医学的に合理的でなくとも、症状の解消など結果が出る方法なら、躊躇なく採用すべきだと考えています。自分の限られた医学的知識と合わないからと、目新しい方法、なじみの無い方法を否定することは、人間の可能性を否定することでもあると思います。

脳死と救命

以前、英国人女性が脳死と診断されてから2日後に、未熟児ながらも健康な女児を出産したという記事を読んだことがあります。

脳死を人の死と定義する前提としては、人口呼吸などの装置で、脳が機能しなくなり自発呼吸ができなくなっても、医療技術で心配機能などは維持できるようになったということがあります。

そのような救命処置は、当然、人をできるかぎり「生かしておきたい」という医療行為の原則に沿って開発され実施されています。

しかし「脳死」を(「も」かも知れないが)人の死として認めるという考え方は、上記のような救命処置をある意味で否定するものであり、(脳以外の)肉体の活動を生きているとは認めないということでもあると思います。

このように、脳死と上記のような救命処置は、表裏一体の関係にあるにも関わらず、脳死を認める考え方と人工心肺などの救命処置の考え方は矛盾をはらんでいるともいえるのです。

ではなぜ、「脳死」という概念が必要とされるのでしょうか?

一つには、意識のない(と思われる)人が、本当に生きているといえるのだろうかという疑問。

二つ目は、人工的には生かしておけるが、いつまでその状態を維持しなければならないのかという、医療関係者と患者の家族の経済的な思惑が絡んできます。

三つ目は、臓器提供の問題です。

脳死が認められないと、臓器提供が必要な移植手術はほとんどできなくなるのです。

個人的には、人の内臓をもらってまで生きたいとは思いませんが、それを望む当事者にとっては、脳死判定は死活問題となります。

しかし、脳死と判定されても、出産できると知れば、安易に脳死判定などしてもらいたくないと思うのは自然だと思います。

ごく単純に考えれば、脳が回復不能にまで破壊されたり、機能しなくなったりしてまで、人工的に生かすことはないという考え方をするならば、回復が見込めない状態での救命処置は、すべきでないということになるでしょう。

逆に、体だけでも生きているのなら(生かしておけるなら)救命処置はすべきだという考え方をするなら、脳死判定をして途中で「殺す」ようなことはすべきではないと考えます。

ドナーカードは、臓器移植を認めるなら、当然必要なものだと思いますが、かといって以前CMでやっていたような、臓器提供することが善行であるかのような押し付けはすべきではないと思います。これは死生観に関わる問題で、善悪やモラルの問題ではないからです。

自分の体くらい、自分の自由意志で処理したいと思うのは当然だと思います。これは基本的人権以上に基本的なことだと思います。

臓器不足がたまに報道されますが、そのために十分な救命処置を受けられないようなはめに陥りたくないという気持ちがあります。

臓器提供を受けなければ生きられない状態でない状況に、自分も家族も置かれていないからいえることかも知れませんが、僕はその状況になったとしても、臓器提供は受けないつもりです。

病院って接客サービス業?!

赤字病院の建て直しに、挨拶とか接客とかマナーを指導している人に指導をしてもらい、患者数が倍増した話が、以前テレビで紹介されてました。

経営コンサルタントの指導で患者数は増えたようですが、医師数の減少には歯止めがかかっていませんでした。医師の負担が倍増以上になったそうです。患者が増えたのは経営的にはいいことは確かですが、接客マナーの向上と医療の本質は別問題という気がしました。

病院の玄関まで出迎えたり、待合室の患者に新聞を勧めたり、お茶を出したり、医師や看護師に来院者を「患者様」と呼ばせたりしてました。病院もサービス業と言ってましたが、サービスの方向性が違う気がしました。

お客様扱いしても病気が治らなければ、健康回復しなければ意味ありません。保険適用の治療では同じ治療を強制されるから、それくらいしか差別化できないのかも知れませんが。

整体も接客業だとよく言われます。特に経営コンサルタントには。人と直接、接する仕事なので、接客業の側面は確かにありますが、接客が整体師の仕事の本質とは思えません。

人当たりの良い整体師のお店に人が集まりがちなのは確かですが、体調の改善があまり実感できなければ、整体院としての存在意義は薄いと思います。

健康保険制度の問題点

今の健康保険制度を柱とした医療の方針には、病気を治すという目的から観れば、根本的な矛盾があると考えます。

健康保険の点数評価は医師や看護士の医療介護行為の評価が著しく低く点数化されてない治療行為が多く、反面、抗生物質、抗癌剤などの医薬品の使用と検査には高い評価となっているからです。

これでは、(手術以外では)医師は検査を指示し薬を処方する人になり、製薬メーカーや医療機器産業を振興させるための医療という面が強くなるのは当然のことです。

意外に知らない人が多いようですが、日本の健康保険が適用される医療行為は、診断された病名が同じなら、誰がやっても同じ治療方法になります(多少は選択枝がありますが)。もちろん医師の腕や判断、人柄の良し悪しはありますが、保険適用の標準治療は全国一律です。

この保険制度を背景とした医療方法が普及したためか、日本人の大部分は、病気というと手術か投薬で治してもらうものという意識が強いです。しかし病気や怪我も、自分自身の体が持つ回復力(自然治癒力、免疫)で治すのであって、手術や投薬はそれを補助し後押しするためのものに過ぎません。

投薬がメインの治療方法の無効な点を象徴するのは、風邪に抗生物質を処方することです。風邪の原因は体力低下などを背景としたウイルスの増殖ですが、抗生物質はウイルスには効きません(細菌感染には有効です)。

特に地方での医師不足や救急病院が少ない、産科が減っているなど、制度面の問題がクローズアップされることが多い医療ですが、医療そのものの方針や保険点数評価基準など、医療の本質の部分でも問題が多いと感じています。

久しぶりの病院で感じたこと

昨年のことです。喉が腫れ、咳が出て、口内と歯茎が腫れたことがありました。症状は2週間ほど続きましたがほぼ解消。でも、喉のムズムズ感と咳、歯茎の腫れはまだ多少残っていました。

整体師という仕事柄、自然に治ると確信してましたが、知人に耳鼻科に行った方がいいと言われました。一緒にいて咳をされるのは気になるし心配なのだろうと思いつつも、乗り気がしませんでした。しぶしぶでも行くことにしたのは、施術中の咳が出てはお客さんの印象が悪くなるし、逆に体調を心配されたこともあったからです。決定的だったのは、キャンセルの電話で、風邪をうつされたと言われたことでした。私としては風邪かどうかわかりませんが、咳イコール風邪と判断するのは当然ではあります。

徒歩3分くらいの近所の耳鼻科に最初行きましたが、生憎お休みでした。雨の中自転車で他の医院を探すこと15分ほど。建物が立派な耳鼻咽喉科を見つけたので受診することにしました。

診察の結果は、感染症ではなく(ということは風邪でもない?)、声帯が腫れているといわれました。それで喉の違和感があるとのこと。喉にカメラを入れての診察された後、抗生物質や殺菌剤の噴霧の吸引をし、薬を処方されました。

保険が利くとはいえ、定額治療でないので、はじめはいくら請求されるか少しドキドキします。結果は、初診料を含むとはいえ、薬代と診察代は、うちの施術料より高かったです。保険適用でこの料金だからかなり高く感じます。

これで症状が完全に解消すれば納得はできますが、もし治らなければ?という気持はありました。歯石を取りに歯科に行ったとき保険を使わなかったことがありますが、4回ほど通院したでしょうか、料金は2万円を少し超えた記憶があります。

保険適用でも今は3割負担だから、長期間通院すればかなりの出費になると感じました。それで体調が良くなり症状が解消すればいいのですが、慢性化した病気ほど治りにくいのです。

治る見込みが薄くても安心のために通院する人は少なくないと思うと、うちの施術は、手前味噌ですが、かなり良心的だと思いました。施術後にすぐ改善が感じられることが多いですし、改善しなければ速攻で来なくなる人が多いのですから。

医療費のうちわけを見ると、カメラで気道を診察したのが600点(6000円)で一番高いです。処方箋書くだけで27点(2700円)。検査してと薬を出さないと儲けが出ないと言われる日本の医療を実感しました。

多くの人は、建物が立派で受付が広く清潔でちょっと豪華で検査機器が最新のものが揃っているような病院に安心感を持ちやすく通いたがると思うのですが、その施設を建設し維持し、何名ものスタッフを雇うには、かなり稼ぐ必要があることも事実なのです。

医療の質(治療効果)が高いから立派な設備を建てて維持できると、多くの人は思うのかも知れませんが、私の印象では、治療技術の高さや医師の人柄の良さと、働く病院(医院)の建物と設備の立派さは比例しないと思います。逆に立派な施設を建設維持するために、高額な検査を多用し薬を沢山だす傾向がはっきりあると感じます。

今日行った医院では、喉がムズムズしちょっと咳が出る程度の症状に、4種類もの薬を処方されました。全部飲むのが怖い気がします。

心配になったので、少し調べてみました。処方された薬は、クラリスロマイシン、テオドール、シングレア、ヒスタブロック配合錠。クラリスロマイシンは、抗生物質です。感染症ではないと言ったのにこの処方は疑問です。テオドールは、咳止めだから納得。シングレアは、気管支の収縮抑制。まあ妥当でしょう。

一番不信感を持ったのは、ヒスタブロックを処方されたことです。この薬はステロイド剤です。強力な抗炎症剤で、大量使用や長期使用でで重大な副作用が出るリスクが高いといわれています。他の薬では効果が出ない場合に用いるべきで、しかも効果は一時的と書かれてます。私の症状で必要とは思えません。医師のやることだからと疑問を持たず従うと、逆に体調を悪くすることもあると感じました。

整体師になってからは、めったに病院に行かなくなりました。検診と歯科以外で病院に行くのは10年ぶりでしたが、やはり病院は安易に行く所でないとあらためて感じました。もしどうしても体調が悪く行く必要のある時は、あまり建物や設備が立派でない所を選ぼうと思います。医師の感じが悪かったり、やたら料金が高く薬を沢山出す所は、止めた方が無難だと思います。

医師に症状を説明したとき、口内の腫れを伝えましたが「それは歯科の問題」と言われました。当然とはいえ一連の症状は相互に関連があると考えているので、今の病院の体の部分毎に完全に分かれた診療体制は、患者側に立ったものとはいえないと思いました。治療効果も今の分業医療では落ちるのでは?と感じました。

当院の整体は、症状のある部分だけを診るのではなく、全身の状態を診て、症状の原因になっていそうな部分を探り、全身と原因になっている身体の部分を調整するという方法です。

手技だけで治すので、副作用はありません。

産業としての医療

僕は整体師ですが、東洋医学が好きとか、現代医学を否定しているということはありません。

真に身体にとって有効な方法論、知恵と手法を求めているだけです。

現代医学が産業化し業界、関連団体が経済的に潤うために医療と病気や体調不良の人々が利用され、健康が弄ばれていることが、医療問題の根本にあります。

この認識に欠ける人が多いので、現状が変わる可能性は低いと思っていますが…

例えば、僕の経験ですが、咽の違和感と咳で以前診てもらった耳鼻咽喉科の治療点数明細が市から届きました。金額にして約1万円。薬代が3500円ほどでした。

診療内容は、数分の問診と抗生物質の吸入だけでした。薬は、処方箋をもらい薬局で買いました。

これで効果があれば満足ですが、喉の違和感と咳が解消したとも軽くなったとも感じられませんでした。薬を飲んだときだけ、多少は軽くなったかなという程度でした。

ちなみに当院の整体の施術料は、約60分で4000円です。効果が感じられなければ、3回以上通う人はまれです。ほとんどの人は、症状や姿勢の改善を1回で実感しています。