話を聞く施術

前回(1週間前)の施術後2日くらいしてから、体調が変化し血圧が上がったり、以前あったしびれなどの症状が出てきて、今朝も少しふらつくので予約をキャンセルしたいと電話がありました。

体調が心配だったので、他の方の施術中でしたがお話を聞きました。外出したくないほどならキャンセルしたほうがいいと話ましたが、それほどではないとのことなので、予定通り来院していただきました。

施術室で現在の体調とこれまでの経過など詳しくお聞きしました。初診では首を回すと痛む、腰も寝返りのときに痛むという典型的な整体院に来られる方の症状だけをお話されましたが、今回はまったく別のしびれや口の渇き、ほてりなど微妙な症状を詳しく話されました。

ご自分でも自律神経のバランスが崩れているのではないかと言われましたが、私もそう感じました。当院の整体には自律神経のバランスが良くなる手技があります。

胸椎の調整が有効なのですが、血圧が高いこの方には血圧を上げる可能性のある胸椎の調整は止めにして、もっとマイルドな全身の整え自律神経のバランスを整えることをメインにした施術方法ができるので、いかがですか?とお聞きすると、それなら継続してみるということになりました。

1時間ほどもお話したので、その日はそれで終了しました。

整体の施術はしてないので、料金は結構ですと言いましたが、それでは気が済まないと言われるので、半額だけ頂戴しましたが、お話を聞いて、多少アドバイスをした程度で料金を頂いたのははじめてです。

空前絶後の大量絶滅時代

先日帰省したときに母が、雀が居なくなったと言ってました。以前は電線などに何羽も止まっていたり、地面にも下りてきてたそうですが、ここ最近ほとんど見かけなくなったそうです。カラスは良く見かけますが、そのせいか、環境そのものが悪化、汚染されたせいか、餌が居なくなったせいか…。いずれにせよ、人間が全く関わっていないとは考えにくいと思っています。

大量絶滅時代と呼ばれる白亜紀(役6500万年前)でさえ、1000年に1種の生物が絶滅してただけですが、西暦1600年~1900年までで1年で0.25種、1900年~1975年では1年で1種、1975年が1年で1000種、1975年~2000年までが1年で40000種も絶滅していることを知っている人は少ないと思います。

これは非常事態とも言える絶滅スピードですが、この35年間で異常なほどの自然環境の破壊が進んでいるということです。人も生物の一種です。これほど大量の生物が絶滅するような環境が、人類にとっていいはずがありません。環境を汚染し開発という名の破壊行為をしているのは、もちろん人類です。

人の体内はそれ自体が小宇宙と呼ばれるほど複雑で精緻にシステムが作られています。外部環境の汚染、悪化が、体内環境に影響を与えないはずがありません。様々な病気の発生、体調不良者の増加がそれを証明していると思います。

健康維持には、人が住む環境を良くすることが必要不可欠です。汚染された人工的な環境にいて、体だけが健康で元気なんてことは、まずあり得ません。なぜなら、人間も自然の一部だからです。

いくら整体(体を整えること)しても、体内環境だけ観ていては継続的な健康回復は難しいです。体外環境(生活環境、自然環境)との関係・関連して、体内環境は保たれているからです。体外環境が悪化すれば、体内環境も悪化するのは必然なのです。

整体院繁盛の条件

何年も整体院をやっていると、初心を忘れてしまいます。なんとかやっていけてることは感謝すべきですが、それに妥協し胡坐をかいていては、衰退するでしょう。自戒を込めて、整体を始めた頃に考えた、「整体院繁盛の条件」を書いておきます。多少は、整体院選びの基準にもなると思いますので。

その1…ある程度、治せる技術を持っていること。

その2…人当たりが良く、人が好き、社交的、世話好き、親切であること。

その3…商売熱心で忙しさを厭わないこと。

その4…営業地域に人的ネットワークを持っていること(顔が広いこと)。

その5…検索順位が高いホームページや定期的に広告情報誌、新聞折込、ポスティングなどをしていること。

その6…店の雰囲気が明るく清潔で居心地がよいこと。待合室と駐車場があること。

その7…料金が安すぎず、高すぎないこと。地域特性、顧客特性と料金が合っていること。

その8…交通の便がある程度は良いこと。場所がある程度はわかりやすいこと。

その9…他では治せない症状でも治せる、他を圧倒した施術ができること。

その10…ニュースレターやメールでのお知らせ、ブログ、ホームページなどで、自身と治療・健康についての情報発信をしていること。

その11…美容面に対応した施術ができること。

その12…割引券や回数券など、回数を通えば特になるようなツールがあること。

その13…基本的には施術や対応でクレームが無いこと。

その14…施術者自身の体調、精神面が良いこと。

優先順位の高いと考えた条件を、順番に書き出してみました。

もちろん、これら全てを満たす必要はありませんが、7~8位くらいまでは、かなりの程度満たしてないと、繁盛店にはできないと思われます。

当院(私)に欠けているもの、足りないものも、もちろんありますが、できないことはできないし(当たり前)、持ってないものを考えても無駄です。

自分ができることを着実にやっていくしかないと思ってます。
でも、忙し過ぎるのは嫌いだから、難しいかも知れませんが…(苦笑)

1年3ヶ月ぶりの歯科

川越に引っ越してから行き着けの歯医者ができました。以前は常に行くような歯医者はなく、その都度、その時の都合で決めていました。その歯医者に行くのは、単に近いからですが、歯科衛生士の女性がきれいでいい感じというのも潜在的にはあるかも知れません(歯石取る腕もいいです)。

行き着けといっても1年に1回行くくらいですが、1回行くと4~6回は通うことになります。なぜなら、歯石を取るだけなのですが、歯茎の裏側の縁下歯石というのまで取るので、回数がかかるのです。

半年に1回は行けば、縁下歯石まで取らなくていいのにと、先日言われました。1年以上も放置しておくと、表面だけ取ってもきれいにならず、歯茎の中の歯石を放置しておくと、歯茎が痩せて、しまいには歯が抜ける危険があるそうです。

3ヶ月からせめて半年毎に行けば、縁下歯石まで着かないというのは、先日はじめて聞いたことですが(私が忘れてたのかも)、早くそれを言ってくれればと思いました。その方が結果的に通院回数も少なく済むし、治療費が高い縁下歯石除去もせずに済むそうです。

自分とこの患者さんには、同様のことを言っているのに、自分では実行してなかったということですが、整体も、定期的に(1~3ヶ月に1回は)来て、体を整えておけば、常にある程度いい体調でいられますし、病気に罹るリスクを減らすこともできます。

これからの医療は、治療より予防です。その一助に整体も加えていただければと思ってます。

したくない施術拒否

めったにありませんが、1年に1人もいませんが、この人は施術したくない、来院されるのが気が重い、うちで改善するか自信が持てないという人と出会うことがあります。

先日そんな方と出会いました。開業してからたぶん4人目です。その4人目の方は、電話で婉曲に他の病院か治療院への通院を薦めました。

僕の施術方針に感情的に反論したり、体調、生活状況の質問や施術方法の説明を煩わしいと感じる人はうちでは難しいです。それと金払ってるんだから、改善させるのが当然だという態度が透けて見える人も苦手です。

整体は機械の修理とは違います。生活状況、心の状態、施術(治療)への前向きさも、施術結果に大きく影響します。機械ほど身体は単純ではありません。全力で施術しても、直後に期待したほどの改善がみられないこともありますし、一時的に体調が悪くなったように感じられることもあります(好転反応)。

痛みなど不快な症状で辛くて、常にイライラして、早く症状を取って欲しいという気持ちはよくわかりますが、さっさと施術だけしろという感じで言われて、平静に対処できるほど、僕は人間ができていないようです。そんなとき、自分の狭量さと心の余裕の無さを実感しますが…。相性の良し悪しもありますしね。

それより何より、そんな精神状態になって、次のクライアントさんへの施術がおろそかになったり、仕事が終わっても、その人のことだけで頭がいっぱいになったり、余計に疲れたりするマイナス面は無視できません。他の関係ないクライアントさんに結果的に迷惑をかけてしまいます。そんなときは、せっかく、当院を見つけて通院していただいているのに心苦しいのですが、お断りしたほうがいいと思ってしまいます。

やはり施術の成果は患者と施術者の二人三脚だと思います。施術の成果を出すには、お互いの信頼と共感、理解は必要不可欠です。

自分の腰痛が解消した!

この手技療法は、背骨の調整をメインにしているので、中腰が多くなります。
そのためだと思いますが、しばらく解消していた腰痛が再発していました。

施術中に自分の腰が痛むのは、人の痛み解消を仕事にする者としては、かなりまずい状態です。
人の痛みより自分の痛みが気になるようでは、施術に集中しきれないからです。

そこで腰痛の本のあらためて読んだり、腰痛解消に効果が期待できるストレッチやヨガをやったり、姿勢を改善したりいろいろ試してみました。

これが効を奏したためか、今は腰痛は解消しています。自分を実験台にした実地勉強のおかげで、以前より腰痛への対応の仕方の精度が上がったと感じますし、患者さんの気持ちも以前にも増してわかるようになりました。

よく言われることですが、問題は発展のチャンスです。問題が起こったときに落ち込み混乱するだけで手をこまねいていてはマイナス面だけを受け取ることになりますが、どうしたら解決できるか考え実行することで、成長していくんだと実感しています。

ポジティブ思考だけでは

ポジティブシンキングが悪いわけではないですが、まず現状認識をすることが問題解決の出発点であることは確かです。

その上で、それをどうしたら問題解決できるのか考え、それが決まったら その肯定的なイメージ(解決法や目的達成した状況)に集中することが大切なんだと思います。

その前提がない、「世の中全てうまくいってる」式の思考方法では、おそらく、切羽詰った本当に危機的な状況に置かれたら、ペシャンコにされると思っています。だから、ある程度、余裕があり、問題があっても、誰にでも起こる程度の人生状況の人が そう言っているとしか、僕には思えません。

海外でいろんな状況の人々を見てくると、脳天気なポジティブシンキングなどではそれらの人々は救われないことを実感します。 極論かも知れませんが、アフリカ辺りの内戦で難民になって、命からがら隣国へ脱出した人々に対しては、現状認識を欠いた、ポジティブシンキングなどは、何の役にも立たないでしょう。

自分の身の回りでも、相当厳しい状況の人の話は耳にすることがあるので、思考(だけすれば)それが現実化するなどという、底の浅い理解では厳しい状況に立ち向かうことはできないとつくづく思います。

人それぞれ、個性、肉体的特質、心理状況、生い立ち、生まれた社会状況、時代背景、経済状況などが違うわけだから、それを無視して、普遍的に単純に自分や世界を変える方法など有りえないというのが僕の実感です。

営業優先か、患者優先か?

昨年の夏に参加した、ある高名な治療家のセミナーで言われたことを思い出しましたので、 参考までに書いておきます。

「金持ち相手に(料金を高く設定することと、ちょっとした体の調整を短時間で確実にできるようにすることらしい)すれば、不況なんか関係ない」

一理あると思いますが、僕はこれを聞き、その先生は治療家である以上に経営者だと思いました。

自分の治療技術を広く一般の人々に役立てることより、自分の金銭的、時間的利益を優先するということですから。

もちろん僕も自分を消耗させてまで、私生活を犠牲にしてまで人のために施術するつもりはありませんので、その点はその先生と同様ですが、少なくとも、今の医療システムと治療法に疑問と危険を感じているので、それを微力ながらも何とかしたいという気持ちはあります。

それは、商売上はマイナスに働くでしょうけど、金銭的利益第一で考えたら 整体師を仕事として選んではいなかったと思います。 その意味では、志が高いかも知れないと思ったりもします(笑)

神の手と言われるために

あるカリスマ整体師のセミナーを受講して聞いたことです。

上手だと評判の施術家、治療家は、治せる人しか施術しないそうです。(なるほど、それなら、あそこで治らなかったとは言われないでしょうね)

だから重症の患者はもっともらしい言い訳を付けて、断るそうです。 (その方が安全ですし)

鎮痛剤など、施術効果の浸透をじゃまする薬などを飲んでる人も、断るそうです。 (たしかに、薬服用者は、改善が遅いようです)

施術で改善したのに、全く改善してないなどと言いがかりをつける患者は、施術前の状態に戻して帰してしまうそうです。

このように、神の手と言われるようになるためには、いろいろと作戦が必要のようです(笑)

確かに、治す見通しが立たないのに、営業上の理由でどんな状態の人でも受け入れるのは長期的に見れば、マイナスに働くと思います。

実際、慢性化した腰痛で来院した患者で、後で言われたのですが、 当院の初回の施術であまり改善は感じられないし痛むので、整形外科で筋弛緩剤を注射してもらい鎮痛剤まで飲んだ状態で来られたことがありますが、やはり改善はあまり感じられないといって以後来なくなったことがありますが、

今考えれば、そんなケースで1、2回ではっきりと改善させたら、神の手と言われてもおかしくないと思います(笑)

体と神経が鈍くなってるから、手技の刺激などが浸透するはずがないし、痛まない状態でやると、本来は動かせない範囲にまで動かしてしまうので、危険ですね。実際、施術後に痛みが増したと言われたこともあるので、やはり鎮痛剤服用の場合は、最初に注意が必要だと思います。

改善したと言っても、たまたまだとか、他にもマッサージや整形外科の理学療法を受けてたりすると、それがよかったんだと僕に向かって、今受けた施術と改善を否定するようなことを言われたことさえありますからね。

ある程度、施術を受ける際の条件を出しておかないと真剣にやった割りには、相手は信頼しておらず、その割に過剰な期待を持っていることがあるので、やってられないという気分になり落ち込むことはありますね。

ようするに、整形外科や接骨院、マッサージと比べてさえ、整体などは信用度が低いということです、一般的には。

自分の守備範囲を広げすぎると、お互いに納得できないケースが増えるでしょうし、狭すぎても、自己都合優先のようで、社会性に欠けると思います。そのバランスが大切なんでしょうね。

改善は可能になったが

整体業を始めて間もない頃は、体調不良、痛みを抱えたクライアントさんの症状を改善できるか?解消できるか?不安が常に付きまとっていました。

今は全く改善しないというケースはまれです。施術で全く改善しなかった場合は、返金保証も付けているくらいですから。

でも、今はどの程度まで改善してもらえるか?を考えるようになりました。完全に回復すればいいわけですが、生活習慣に原因がある場合、クライアントさんご自身の精神面に問題がある場合には、それを放置して完全に回復することは有りえません。

生活指導はしますが、それをそのまま聞き入れ実行する人は多くはありません。

程度はともかく改善させるだけなら、それほど難しくないと感じている反面、少しでも症状が残っていたり、姿勢の改善が今ひとつのケースなどは、自分の施術に満足できません。

クライアントさんご自身が満足してればそれはそれでいいのですが、それに甘えてては施術に進歩がないような気がします。

完璧はないにせよ、自分も納得しクライアントさんも納得できる施術目標とは何かを考える時期にさしかかっているようです。